本誌スペック :
・A4判 (210mm×297mm)
・全167ページ、フルカラー
付録DVD収録データのフォーマット :
・レイヤー統合済みのPSD(PhotoShopドキュメント)
・レイヤー未統合のPSD(PhotoShopドキュメント)
・レイヤー未統合のLIP(CLIP STUDIO PAINTドキュメント)
・JPG
の4種類。2種類収録されている作家も。
データのサイズは、
約 3000 x 4000
約 3500 x 5000
約 4000 x 5700
約 5000 x 7000
約 6000 x 8000
のどれか。
レイヤー未統合
ぜろきち/saitom/憂/藤ちょこ/TNSK/群青ピズ/ちほ/
吟/CHRIS/文尾文/ななひめ/なぎみそ/あさぎり
レイヤー統合済
wogura/村上ゆいち/U35/キナコ/24/今泉昭彦/
肋兵器/loundraw/またよし/BUZZ/坂本ヒメミ/オサム/和遥キナ
作家が使っているソフト内訳は以下。
・CLIP STUDIO PAINT 15 記事
・PhotoShop 16 記事
・SAI 6 記事
・その他 2 記事
(クリスタ+フォトショのように併用があるので重複カウント有)。
以下、個人の見解です。
【 全体 】---------------------------------------------------------------------------
amazonの写真ではわかりませんが、イメージより立派な本でした。
写真集や画集でよくあるサイズです。
全167ページ、フルカラーで26名のイラストレーターの
イラストとメイキングを見ることができます。
100%ムックシリーズ、と書いてあったので、
Touchなどのいわゆるムック的な装丁かと思っていましたが、
キレイなカバーもかかっていて、やはり画集のイメージですね。
表紙はKEIさんで、オフィシャル感があります。
ファンとしては嬉しいポイントです。
収録作家さんのリストは、商品説明にキチンと書いてあるので
確認しましょう。
【 付録DVD 】---------------------------------------------------------------------------
全てのイラストレーターさんの高解像度イラストデータが収録されています。
作家さんとしては、高解像度のデータを収録するのって勇気がいると
おもいます。盗用されてしまうリスクだってあるし、ノウハウを盗まれるし
(メイキングブックだからノウハウ見せるのは別にいいか^^;)、
見せたくない癖や、弱点(?)も晒されてしまうわけですから。
それをわかっていてデータを提供した太っ腹な作家さん、
説得して実現にこぎつけた出版社、両方えらい。
ソフトでデータを開いてみると、かなりの迫力です。まさに高解像度です。
誌面で見るより、ずっと輝いています!
これだけの量の作家さんの生データが見られるのはウレシイ付録です。
むしろ、こっちがメインなのか?!
ちょっと敷居があるかもしれないのは、収録されているデータが
汎用画像ではないので、ソフトがないと開けない、という点でしょうか。
開くだけなら、PhotoShopの体験版があれば開けますが、
アドビのサイトはアドビIDがないと何もできません。
いろいろ入力しないといけないので面倒です。
CLIP STUDIO PAINTは、以下のサイトから体験版がすぐ落とせますので、
短気な方には、こちらをお勧めします。
PhotoShopのファイルも開けるので、収録されているデータがすべて見られます。
goo.gl/OQUNcv
個人でいろいろ楽しむのは構わないようなので、ミクさんが好きで、
好きなイラストレーターさんが複数収録されていれば、満足度高いかも。
【 メイキング 】---------------------------------------------------------------------------
ページ数は上にも書きましたが、167ページです。
2600円の本なので、フルカラーならそんなもんかなと思います。
単純に割り算すると、一人あたり6~7ページの記事になります。
実際は4ページの作家さんもいましたし、8ページの作家さんもいました。
ページ数にすると少ない気がしますが、A4版の大きな誌面に、
記事が書いてあるので、結構情報量はあります。
メイキングは、そのイラストがどのような過程を経て完成していったか
わかるものになっています。ポイントとなる部分では詳しく手順を記載してあります。
ここはメイキング本として賛否が分かれるところでしょうけど、
収録作品を減らして詳しいメイキングにするか、たくさんイラストを収録して
さまざまな手順・テクニックを紹介するか、この本の場合は、
後者のコンセプトで作ってあるみたいです。
編集コストもイラスト製作費も余計にかかると思うのですが、
初音ミクのオフィシャルワーク実績のある人を多く含む26人のメイキングを
眺めることができるこの本の構成はとても豪華だとおもいます。
あと、作家さんが使っているソフトは様々です。
それぞれのソフト特有のテクニックを追いかけているわけではないので、
どのソフトを使っている人でも、参考にできて楽しめる本だと思います。
【 総括 】---------------------------------------------------------------------------
・イラストの大きな生データが楽しめる
・誌面が大きくてイラストがキレイ
・イラスト+メイキングがたくさん入っていて豪華
という点が個人の評価ポイントです。メイキングがもう少し詳しかったらいいな、
とも思うので★マイナス1ですが、それは収録作家の数と反比例すると思うので、
本のコンセプトの話です。わかった上で購入されるのであれば問題ないかと。
以上、買う前の検討材料になれば。

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初音ミクイラストメイキングブック (100%ムックシリーズ) ムック – 2014/10/2
【人気イラストレータ26名が初音ミクを描いてみた! 】 ~付録DVD内のイラスト生データと誌面解説で「デジ絵の技」を学ぶ!!~
26名のイラストレータが「CUTE」「POP」「MUSIC」「COOL」の
テーマに分かれて描きおろした「初音ミク」のイラストを楽しみながら
デジタルイラストのテクニックを学べます。
全イラストレーターの作品メイキング解説を、それぞれ4~8ページにわたり掲載。
また、付録DVDには描き下ろしイラストの生データを収録。
イラストによっては、定番ソフト「Photoshop」や
「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」で開く事のできる
レイヤー分けされた状態のファイルも収録されているので、制作の工程がよくわかります。
※高解像度「レイヤー未統合データ」収録作家
ぜろきち/saitom/憂/藤ちょこ/TNSK/群青ピズ/ちほ/吟/CHRIS/文尾文/ななひめ/なぎみそ/あさぎり
※高解像度データ収録作家
wogura/村上ゆいち/U35/キナコ/24/今泉昭彦/肋兵器/loundraw/またよし/BUZZ/坂本ヒメミ/オサム/和遥キナ
26名のイラストレータが「CUTE」「POP」「MUSIC」「COOL」の
テーマに分かれて描きおろした「初音ミク」のイラストを楽しみながら
デジタルイラストのテクニックを学べます。
全イラストレーターの作品メイキング解説を、それぞれ4~8ページにわたり掲載。
また、付録DVDには描き下ろしイラストの生データを収録。
イラストによっては、定番ソフト「Photoshop」や
「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」で開く事のできる
レイヤー分けされた状態のファイルも収録されているので、制作の工程がよくわかります。
※高解像度「レイヤー未統合データ」収録作家
ぜろきち/saitom/憂/藤ちょこ/TNSK/群青ピズ/ちほ/吟/CHRIS/文尾文/ななひめ/なぎみそ/あさぎり
※高解像度データ収録作家
wogura/村上ゆいち/U35/キナコ/24/今泉昭彦/肋兵器/loundraw/またよし/BUZZ/坂本ヒメミ/オサム/和遥キナ
- 本の長さ167ページ
- 言語日本語
- 出版社晋遊舎
- 発売日2014/10/2
- ISBN-104801800084
- ISBN-13978-4801800083
登録情報
- 出版社 : 晋遊舎 (2014/10/2)
- 発売日 : 2014/10/2
- 言語 : 日本語
- ムック : 167ページ
- ISBN-10 : 4801800084
- ISBN-13 : 978-4801800083
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,072,465位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 202,583位雑誌 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
付属DVDの内容は他のレビューを見てもらえばわかると思います。
以下のような大まかな流れが5ページほどで説明されています。
イラストレーターの数が多く、一つ一つの内容は薄いです。
具体的にどの機能をどんな設定で使ったのかということはほぼ描いてありませんので、初心者には内容を理解するのが難しいです。
もっと詳しい内容が欲しかったです。
1. テーマを決めてラフを描く
2. ラフを決めて下書きを描く
3. 髪の毛をレイヤー分けする
4. ベースマスクを作る
5. 髪の毛のマスクを作る
6. 大体の色決めをする
7. Photoshopへ移行する
8. 目の描きこみを行う
9. 肌の着色を行う
10-1. 髪の毛に影を入れる
10-2. 濃い影を入れる
11-1. 服にしわや影を入れる
11-2. ハイライトを入れる
11-3. スカートへの影入れ
11-4. 靴下への影入れ
11-5. ローファーへの影入れ
12. 背景を描きこむ
13-1. 水中の効果をつける
13-2. キャラに水面の効果を入れる
13-3. 泡を描きこむ
13-4. 泡に効果を入れる
14. 完成
以下のような大まかな流れが5ページほどで説明されています。
イラストレーターの数が多く、一つ一つの内容は薄いです。
具体的にどの機能をどんな設定で使ったのかということはほぼ描いてありませんので、初心者には内容を理解するのが難しいです。
もっと詳しい内容が欲しかったです。
1. テーマを決めてラフを描く
2. ラフを決めて下書きを描く
3. 髪の毛をレイヤー分けする
4. ベースマスクを作る
5. 髪の毛のマスクを作る
6. 大体の色決めをする
7. Photoshopへ移行する
8. 目の描きこみを行う
9. 肌の着色を行う
10-1. 髪の毛に影を入れる
10-2. 濃い影を入れる
11-1. 服にしわや影を入れる
11-2. ハイライトを入れる
11-3. スカートへの影入れ
11-4. 靴下への影入れ
11-5. ローファーへの影入れ
12. 背景を描きこむ
13-1. 水中の効果をつける
13-2. キャラに水面の効果を入れる
13-3. 泡を描きこむ
13-4. 泡に効果を入れる
14. 完成
2014年10月4日に日本でレビュー済み
初音ミクというジャンルのイラストに対して
華やかで 塗りの最先端を行ってると思い購入。
フォトショップ SAIでの着色は20年くらいファンアートでやってます。
そんなスキルで読んでいくと・・・
【表紙】
全員の統合前PSDデータが入ってそうな煽り文句。→JPGもありました。
KEIさんの絵のハウツーもありそうな雰囲気。→ありません。
完全収録!→うそこけ。
【本文】
・最近ありがちな
「ね、簡単でしょ」と「うん、よくわからん」とかいうタグがつきそうな、
よくあるかゆいところに手が届かないハウツー本。
手順を追って、次のページをめくったら
「え?ちょっとまて、この後説明は?」と感じるのもありました。
・プロフィールで有名な方ばっかりなのは分かるのですが、数名、
みてると不安になる顔、頭蓋骨が!手の骨が!ぐちゃぐちゃだぁ!(涙)
というのがありました。
・説明画像の解像度が低いものも1枚あります。
・もちろん、
メインイラストレーターのKEIさんのメイキングはありませんよ。
【おまけのDVD】
統合前のPSDが必ず入ってるわけではありません。
レイヤーが数枚の人、
統合したデータが入ってるだけの人もありました。
拡大してみると 拍子抜けするぐらい適当でごみや色抜けのあるデータもあり、
ファンアートの域抜けてない方もゴロゴロ。
イラスト集にしてはイラストがきちんと掲載されていない。
ハウツーにしても微妙。
感想や批判をしたら必ずいい点を述べるようにしてるのですが、
この本に限っては特に思いつきませんでした。
強いて言えば、
これくらいの雑さでも ある種の技術を抑えれば
プロと呼ばれて商売になるんだなぁ。
という謎の勇気をもらえました。
華やかで 塗りの最先端を行ってると思い購入。
フォトショップ SAIでの着色は20年くらいファンアートでやってます。
そんなスキルで読んでいくと・・・
【表紙】
全員の統合前PSDデータが入ってそうな煽り文句。→JPGもありました。
KEIさんの絵のハウツーもありそうな雰囲気。→ありません。
完全収録!→うそこけ。
【本文】
・最近ありがちな
「ね、簡単でしょ」と「うん、よくわからん」とかいうタグがつきそうな、
よくあるかゆいところに手が届かないハウツー本。
手順を追って、次のページをめくったら
「え?ちょっとまて、この後説明は?」と感じるのもありました。
・プロフィールで有名な方ばっかりなのは分かるのですが、数名、
みてると不安になる顔、頭蓋骨が!手の骨が!ぐちゃぐちゃだぁ!(涙)
というのがありました。
・説明画像の解像度が低いものも1枚あります。
・もちろん、
メインイラストレーターのKEIさんのメイキングはありませんよ。
【おまけのDVD】
統合前のPSDが必ず入ってるわけではありません。
レイヤーが数枚の人、
統合したデータが入ってるだけの人もありました。
拡大してみると 拍子抜けするぐらい適当でごみや色抜けのあるデータもあり、
ファンアートの域抜けてない方もゴロゴロ。
イラスト集にしてはイラストがきちんと掲載されていない。
ハウツーにしても微妙。
感想や批判をしたら必ずいい点を述べるようにしてるのですが、
この本に限っては特に思いつきませんでした。
強いて言えば、
これくらいの雑さでも ある種の技術を抑えれば
プロと呼ばれて商売になるんだなぁ。
という謎の勇気をもらえました。