便り「何(いづ)れその内、便(たよ)りをしますぞ。 (黙阿弥、『善悪両面兒手柏(ぜんあくりょうめんこのてがしわ)』) そのときはそう言っておきながら、なかなか便りをするはおっくう。つい後回しするうちに次々新規の出来事に掴まれ、そのときの記憶も薄れ、便りをせずじまいとなる。いかんなあ。