「歩きスマホ」狙い、ひったくり 都内で被害相次ぐ
東京都台東区と千代田区の路上でスマートフォン(スマホ)を狙ったひったくり事件が相次いでいることが19日、警視庁への取材でわかった。被害は13日からの7日間で少なくとも12件あり、全て米アップルの「iPhone(アイフォーン)」。同庁は同一犯の可能性が高いとみて、窃盗容疑で捜査している。
捜査関係者によると、確認されている被害は台東区で8件、隣接する千代田区で4件。半径約5キロ圏内に集中している。いずれも、犯人は歩きながらスマホを操作している人に背後から自転車で近づき、スマホを奪って逃走したという。
盗まれたスマホ12台は新しい機種の「iPhone5」が9台、1世代前の「iPhone4」が3台。警視庁は犯人が高額で転売できる新型を狙ったとみている。