SNSを考えるとき、ちょっと押さえておきたい本がある。
それは、『フェイスブックが危ない (文春新書) 』である。
この本の発行は2012年であるから、フェイスブックの設定自体もずいぶんと変わっていると思うが、それでも基本的な注意点は同じだと思っている。
また、この本はフェイスブックユーザーばかりでなく、私たちSNS利用者にとって共通の課題を示していると思う。
さて、フェイスブックはやって楽しいし、利用者にとっても計り知れないメリットがある。
それは、多くの人とつながれるということである。
また、つながった人たちと情報を共有することができる。
しかし、SNSは、デフォルト(初期設定)が、「公開」が前提になっていることに注意する必要がある。
だから、公開の設定には神経を使わなければならない。
この公開設定については有名な話がある。
それは、この本でも紹介されているが、ハンブルグに住む16歳の女の子が自分の誕生日パーティーをフェイズブックのイベントページで「公開」してしまったため、なんと150,000人が「参加」を表明し、当日14,000人以上が実際にパーティーに押しかけてしまったという事件である。
フェイスブック、そしてSNSの力をまざまざと見る思いである。
そして、以前から言われていることに、GPS付きのスマートフォンで撮影した写真を投稿した場合、位置情報から、写真に写っている人がどこにいた、あるいはどこにいるということがわかってしまうということである。
これは、自分だけでなく写真に写った人のプライバシーの問題とも密接に関わる問題だけに、十分注意しなければならないと思う。
SNS利用者が押さえておきたい本である。
本の目次
第1章 フェイスブックが選ばれる理由
第2章 上手に活用できるかは、あなた次第!
第3章 再利用される生活の記録
第4章 悪用されるフェイスブック
第5章 超絶テクニックを初公開!
第6章 トラブル発生! あなたならどうする?
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