@Photo

カメラマンの東京歩き

[37/73]
  • 静まり返った都心が朝日に赤く染まってきた。反射で光るビルが、太陽光をエネルギーにし目を覚ました生きもののように見えた=東京都中央区で、関口純撮影
    静まり返った都心が朝日に赤く染まってきた。反射で光るビルが、太陽光をエネルギーにし目を覚ました生きもののように見えた=東京都中央区で、関口純撮影
  • 歓声をあげ、ゴロゴロと転がる子どもたちが、舞い散った桜の花びらを体に付けていく。春にだけ許される、特別な遊び=東京都杉並区で、梅村直承撮影
    歓声をあげ、ゴロゴロと転がる子どもたちが、舞い散った桜の花びらを体に付けていく。春にだけ許される、特別な遊び=東京都杉並区で、梅村直承撮影
  • 東京都内の小さな公園。ウエディングドレスに正装のカップルを発見。この姿で日本の桜と一緒に撮影するため、上海から来日したという。寒空に散り始めた桜の下でのアツアツぶりに、こちらも気持ちだけは温かくなった=東京都中央区で、関口純撮影
    東京都内の小さな公園。ウエディングドレスに正装のカップルを発見。この姿で日本の桜と一緒に撮影するため、上海から来日したという。寒空に散り始めた桜の下でのアツアツぶりに、こちらも気持ちだけは温かくなった=東京都中央区で、関口純撮影
  • オフィス街の写真スタジオ。就職活動用の写真撮影かと思いきや、バック紙の前には就活には若すぎる少女が。カメラマンの娘さんという。スーツ姿の就活生が緊張した表情で座る席で、リラックスした様子で読書にいそしんでいた=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
    オフィス街の写真スタジオ。就職活動用の写真撮影かと思いきや、バック紙の前には就活には若すぎる少女が。カメラマンの娘さんという。スーツ姿の就活生が緊張した表情で座る席で、リラックスした様子で読書にいそしんでいた=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
  • まるで防空壕(ごう)のような地下トンネル。JR中央線の下を通る歩行者、自転車用のもの。北と南をつなぐ大切な道で、町の人の生活を支える=東京都杉並区で、梅村直承撮影
    まるで防空壕(ごう)のような地下トンネル。JR中央線の下を通る歩行者、自転車用のもの。北と南をつなぐ大切な道で、町の人の生活を支える=東京都杉並区で、梅村直承撮影
  • 深い森の中で歩みを進めていくと切り株から背を伸ばす新しい芽に出合った。種は風に飛ばされてきたのかな? それとも野鳥が運んできたのかな? 何十年も、何百年もかけてうっそうとした森を作り出す神秘に触れた=東京都三宅村で、内藤絵美撮影
    深い森の中で歩みを進めていくと切り株から背を伸ばす新しい芽に出合った。種は風に飛ばされてきたのかな? それとも野鳥が運んできたのかな? 何十年も、何百年もかけてうっそうとした森を作り出す神秘に触れた=東京都三宅村で、内藤絵美撮影
  • 柔道・全日本選手権で熱戦が繰り広げられる日本武道館。畳の脇には並ぶ優勝カップを見つめる小さな珍客が。「これに入って水浴びしたいなあ」とスズメらしい夢を膨らませているようだった=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
    柔道・全日本選手権で熱戦が繰り広げられる日本武道館。畳の脇には並ぶ優勝カップを見つめる小さな珍客が。「これに入って水浴びしたいなあ」とスズメらしい夢を膨らませているようだった=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
  • 浅草の仲見世で通行人を見守るお面たち。大勢の外国人観光客が通る浅草寺参道を、優しい顔や厳しい顔で見つめ続ける=東京都台東区で、望月亮一撮影
    浅草の仲見世で通行人を見守るお面たち。大勢の外国人観光客が通る浅草寺参道を、優しい顔や厳しい顔で見つめ続ける=東京都台東区で、望月亮一撮影
  • JR御茶ノ水駅付近の聖橋から見た夕暮れの神田川(左下)。左手前は東京メトロ丸ノ内線、左奥は秋葉原方面で川べりには建物が建ち並ぶ。東京駅へと向かう快速電車がホームに入ってきた(右)。同駅もバリアフリーや駅前広場整備の改良工事が始まっていて、その姿も日々変わっていくだろう=内林克行撮影
    JR御茶ノ水駅付近の聖橋から見た夕暮れの神田川(左下)。左手前は東京メトロ丸ノ内線、左奥は秋葉原方面で川べりには建物が建ち並ぶ。東京駅へと向かう快速電車がホームに入ってきた(右)。同駅もバリアフリーや駅前広場整備の改良工事が始まっていて、その姿も日々変わっていくだろう=内林克行撮影
  • 絵描きのささきさとみさん(28)は半年間を費やし、レストラン「トトワール」に魚や花などカラフルな壁画を描いた。「街が楽しくなれば」。友人たちが集まり、絵画の前で写真を撮っているとおとぎ話の登場人物のように見えた=東京都北区で、竹内幹撮影
    絵描きのささきさとみさん(28)は半年間を費やし、レストラン「トトワール」に魚や花などカラフルな壁画を描いた。「街が楽しくなれば」。友人たちが集まり、絵画の前で写真を撮っているとおとぎ話の登場人物のように見えた=東京都北区で、竹内幹撮影
  • 真っ青な空に引かれ、ふと見上げると何とも不思議な光景に出合った。ベランダから樹木が大きく枝を伸ばしているではないか。運び込むには大きすぎるし、ここで育ったのであれば、何年かかったのだろうか。想像するだけで楽しくなる=東京都内で、関口純撮影
    真っ青な空に引かれ、ふと見上げると何とも不思議な光景に出合った。ベランダから樹木が大きく枝を伸ばしているではないか。運び込むには大きすぎるし、ここで育ったのであれば、何年かかったのだろうか。想像するだけで楽しくなる=東京都内で、関口純撮影
  • カエル専門の雑貨店の軒先に並ぶカエルの置物たち。どんよりとした梅雨どきでもどこか楽しそう=東京都三鷹市で、猪飼健史撮影
    カエル専門の雑貨店の軒先に並ぶカエルの置物たち。どんよりとした梅雨どきでもどこか楽しそう=東京都三鷹市で、猪飼健史撮影
  • 3メートルの高さから水面に向かう板飛び込み。男子選手はできるだけ水しぶきをあげないように、つま先までしっかりとそろえてダイブした=東京都江東区で、梅村直承撮影
    3メートルの高さから水面に向かう板飛び込み。男子選手はできるだけ水しぶきをあげないように、つま先までしっかりとそろえてダイブした=東京都江東区で、梅村直承撮影
  • ぽかぽか陽気に、空に浮かぶ浅草花やしきの乗り物。子供たちの歓声が響く遊園地が、まるでおもちゃのようだ=東京都台東区で、望月亮一撮影
    ぽかぽか陽気に、空に浮かぶ浅草花やしきの乗り物。子供たちの歓声が響く遊園地が、まるでおもちゃのようだ=東京都台東区で、望月亮一撮影
  • ビルの谷間から漏れた光が神田川の川面を照らした。光の輪が踊っていた。しばらくして、日が陰るとうたげが終わり、もとの静かな風景に戻っていった=東京都千代田区で、竹内幹撮影
    ビルの谷間から漏れた光が神田川の川面を照らした。光の輪が踊っていた。しばらくして、日が陰るとうたげが終わり、もとの静かな風景に戻っていった=東京都千代田区で、竹内幹撮影
  • 新橋の路地裏で肉球が見えるほど、足を投げ出して座り込む猫。楽しそうに騒ぐ酔客が通る度に目で追う姿は、自身も酔って休んでいるようにも見えた=東京都港区で、梅村直承撮影
    新橋の路地裏で肉球が見えるほど、足を投げ出して座り込む猫。楽しそうに騒ぐ酔客が通る度に目で追う姿は、自身も酔って休んでいるようにも見えた=東京都港区で、梅村直承撮影
  • 平日だったためか、穏やかな表情を見せる井の頭池。船着き場には客を待つ手こぎボートが連なり一輪の花が咲いた=東京都三鷹市の井の頭恩賜公園で、猪飼健史撮影
    平日だったためか、穏やかな表情を見せる井の頭池。船着き場には客を待つ手こぎボートが連なり一輪の花が咲いた=東京都三鷹市の井の頭恩賜公園で、猪飼健史撮影
  • 魚たちがせわしなく行き来する水槽の中で、ひとり悠々と泳ぐウミガメ。天からは陽光が差し、竜宮城で浦島太郎が見た景色はこのようだったのではないかと夢想する=東京都江戸川区の葛西臨海水族園で、徳野仁子撮影
    魚たちがせわしなく行き来する水槽の中で、ひとり悠々と泳ぐウミガメ。天からは陽光が差し、竜宮城で浦島太郎が見た景色はこのようだったのではないかと夢想する=東京都江戸川区の葛西臨海水族園で、徳野仁子撮影
  • 東京のあちこちでビルの工事現場を見かける。安全のために白い幕を張っての作業で中を見ることはできない。1日のある時間だけ逆光に照らされ現場が浮かび上がった=東京都中央区で、関口純撮影
    東京のあちこちでビルの工事現場を見かける。安全のために白い幕を張っての作業で中を見ることはできない。1日のある時間だけ逆光に照らされ現場が浮かび上がった=東京都中央区で、関口純撮影
  • 厳しい暑さに見舞われた午後、上野大仏に供えられた鮮やかな黄色のかんきつ類の果物。果実はなかなかの大きさだったが、大仏様の口を前にすると小さく見えてしまう=東京都台東区で、山本晋撮影
    厳しい暑さに見舞われた午後、上野大仏に供えられた鮮やかな黄色のかんきつ類の果物。果実はなかなかの大きさだったが、大仏様の口を前にすると小さく見えてしまう=東京都台東区で、山本晋撮影
  • JR中野駅の高架下に描かれた魚たち。ひしめく魚の隙間(すきま)をぬって人が通る=東京都中野区で、望月亮一撮影
    JR中野駅の高架下に描かれた魚たち。ひしめく魚の隙間(すきま)をぬって人が通る=東京都中野区で、望月亮一撮影
  •  家族で乗った観覧車から伸びる影。窓から外を見ると、幸せそうな家族連れの姿が。自分たちもこう見えていればいいな、と願う=東京都江戸川区で、梅村直承撮影
    家族で乗った観覧車から伸びる影。窓から外を見ると、幸せそうな家族連れの姿が。自分たちもこう見えていればいいな、と願う=東京都江戸川区で、梅村直承撮影
  • 5年前、隣が駐車場になると西日が当たるようになり、夏は蒸し暑くなった。ヒロオ花店の店主、ちのゆたかさん(77)がヘンリーヅタを植えたところ、瞬く間にビルの壁面を覆った。「おかげでだいぶ涼しくなったよ」。2階の窓から広尾の街並みを眺めた=東京都渋谷区で、竹内幹撮影
    5年前、隣が駐車場になると西日が当たるようになり、夏は蒸し暑くなった。ヒロオ花店の店主、ちのゆたかさん(77)がヘンリーヅタを植えたところ、瞬く間にビルの壁面を覆った。「おかげでだいぶ涼しくなったよ」。2階の窓から広尾の街並みを眺めた=東京都渋谷区で、竹内幹撮影
  • 商店街の脇道に広がる落書き。明るい商店街とは対照的にほとんどの人は気づかず通り過ぎた=東京都中野区で、望月亮一撮影
    商店街の脇道に広がる落書き。明るい商店街とは対照的にほとんどの人は気づかず通り過ぎた=東京都中野区で、望月亮一撮影
  •  帰宅途中、ガード下の通路にメッセージを見つけた。一日を無事終える、ありふれた日常のありがたさ=東京都日野市で、内林克行撮影
    帰宅途中、ガード下の通路にメッセージを見つけた。一日を無事終える、ありふれた日常のありがたさ=東京都日野市で、内林克行撮影
  • 不安定な大気となった初秋の午後、「雨のち晴れ」に移り変わる都心をヘリコプターから目撃した。東京タワーの向こうのビル街は激しい雨で暗くかすむ一方、その手前は雲が抜けて明るく日が差し、鮮やかな虹もかかっていた=東京都港区近辺で、本社ヘリから山本晋撮影
    不安定な大気となった初秋の午後、「雨のち晴れ」に移り変わる都心をヘリコプターから目撃した。東京タワーの向こうのビル街は激しい雨で暗くかすむ一方、その手前は雲が抜けて明るく日が差し、鮮やかな虹もかかっていた=東京都港区近辺で、本社ヘリから山本晋撮影
  • 友だちに会えると思ってやってきた公園。だけど、独りぼっち。少しさみしそうにこぐブランコの音が、だれもいない公園に響く晴れた午後=東京都杉並区で、梅村直承撮影
    友だちに会えると思ってやってきた公園。だけど、独りぼっち。少しさみしそうにこぐブランコの音が、だれもいない公園に響く晴れた午後=東京都杉並区で、梅村直承撮影
  • 鮮やかな青色の照明の中、一人階段を上る少年。何もない壁を見つめながら、一段一段ゆっくりと歩を進める=東京都墨田区で、望月亮一撮影
    鮮やかな青色の照明の中、一人階段を上る少年。何もない壁を見つめながら、一段一段ゆっくりと歩を進める=東京都墨田区で、望月亮一撮影
  • 「顔」が描かれた上野公園のゴミ箱。厳しい暑さが続き、飲み物の空き容器もたくさん捨てられるためか、右目からは涙がこぼれていた=東京都台東区で、山本晋撮
    「顔」が描かれた上野公園のゴミ箱。厳しい暑さが続き、飲み物の空き容器もたくさん捨てられるためか、右目からは涙がこぼれていた=東京都台東区で、山本晋撮
  • 暗く湿った路地裏に座る2匹の野良猫。しっぽをくるりとしている方はよく見ると、右目がうまく開けられないようだ。カラスにでも攻撃されたのだろうか。しばらくすると、静かに奥へと姿を消した。=東京都新宿区で、内藤絵美撮影
    暗く湿った路地裏に座る2匹の野良猫。しっぽをくるりとしている方はよく見ると、右目がうまく開けられないようだ。カラスにでも攻撃されたのだろうか。しばらくすると、静かに奥へと姿を消した。=東京都新宿区で、内藤絵美撮影
  • ゆっくりした時間が流れる日曜日の昼下がり。街中にある公園の池で釣りをする人たち。曇り空と濁った池に、釣れる気配は全くなくても世間話と笑顔の花が咲く=東京都中野区で2015年7月5日、望月亮一撮影
    ゆっくりした時間が流れる日曜日の昼下がり。街中にある公園の池で釣りをする人たち。曇り空と濁った池に、釣れる気配は全くなくても世間話と笑顔の花が咲く=東京都中野区で2015年7月5日、望月亮一撮影
  • 映画寅さんの故郷、葛飾柴又。柴又駅の改札を出ると立ち食いのお店を見つけた。「そば、ラーメン、うどん、そば・・・。どれを食べようかな」=東京都葛飾区で2015年11月7日、竹内幹撮影
    映画寅さんの故郷、葛飾柴又。柴又駅の改札を出ると立ち食いのお店を見つけた。「そば、ラーメン、うどん、そば・・・。どれを食べようかな」=東京都葛飾区で2015年11月7日、竹内幹撮影
  • 広告の中の巨大な女性たちの足下で、ビルの上の看板を変える作業員。足下では、大勢の人たちがスクランブル交差点を行き交う=東京都渋谷区で2015年11月15日、望月亮一撮影
    広告の中の巨大な女性たちの足下で、ビルの上の看板を変える作業員。足下では、大勢の人たちがスクランブル交差点を行き交う=東京都渋谷区で2015年11月15日、望月亮一撮影
  • 夕暮れの冬の空に一筋の飛行機雲が伸びた。駒沢オリンピック公園でバスケットボールやテニスを楽しむ声が吸い込まれていく=東京都世田谷区で2015年11月6日、梅村直承撮影
    夕暮れの冬の空に一筋の飛行機雲が伸びた。駒沢オリンピック公園でバスケットボールやテニスを楽しむ声が吸い込まれていく=東京都世田谷区で2015年11月6日、梅村直承撮影
  • 大勢の人が先をいそぐ駅で、一人たたずむ女性。待ち合わせか、休憩か、道に迷ったのか。真剣な表情でスマホを操作していた=東京都渋谷区で2015年8月25日、望月亮一撮影
    大勢の人が先をいそぐ駅で、一人たたずむ女性。待ち合わせか、休憩か、道に迷ったのか。真剣な表情でスマホを操作していた=東京都渋谷区で2015年8月25日、望月亮一撮影
  • 元日の明治神宮。風に飛ばされないためにだろうか、投げられたさい銭の中から紙幣だけを先に集める関係者の姿が。熱心に手を合わせる大勢の参拝客と、ヘルメット姿の男性がユニークなコントラストを見せていた=東京都渋谷区で、小川昌宏撮影
    元日の明治神宮。風に飛ばされないためにだろうか、投げられたさい銭の中から紙幣だけを先に集める関係者の姿が。熱心に手を合わせる大勢の参拝客と、ヘルメット姿の男性がユニークなコントラストを見せていた=東京都渋谷区で、小川昌宏撮影
  • 国立競技場が解体され姿を現した富士山。「ここから見えるなんてびっくり」と明治神宮外苑を散歩中だった女性が声をかけてきた。新国立競技場ができるまでの、束の間の光景だろうか=東京都港区で2015年12月18日、内藤絵美撮影
    国立競技場が解体され姿を現した富士山。「ここから見えるなんてびっくり」と明治神宮外苑を散歩中だった女性が声をかけてきた。新国立競技場ができるまでの、束の間の光景だろうか=東京都港区で2015年12月18日、内藤絵美撮影
  • ビルの隙間から沈みゆく夕日がスポットライトのように差し込んだ。高いマンションはまだその輝きが残り、公園に当たった日差しはあっという間に消えていった=中央区日本橋で、関口純撮影
    ビルの隙間から沈みゆく夕日がスポットライトのように差し込んだ。高いマンションはまだその輝きが残り、公園に当たった日差しはあっという間に消えていった=中央区日本橋で、関口純撮影
  • 上空に広がった冬の夕暮れ。スポーツする人、家路につく母子、読書をする人。みんなを見守っていた=東京都世田谷区で2015年11月6日、梅村直承撮影
    上空に広がった冬の夕暮れ。スポーツする人、家路につく母子、読書をする人。みんなを見守っていた=東京都世田谷区で2015年11月6日、梅村直承撮影
  • 夕暮れ時でも観光客の絶えない皇居前広場の向こうで、東京タワーは鮮やかにライトアップされながらも、高層ビルに挟まれてなんだか窮屈そう=東京都千代田区で2016年1月6日、山本晋撮影
    夕暮れ時でも観光客の絶えない皇居前広場の向こうで、東京タワーは鮮やかにライトアップされながらも、高層ビルに挟まれてなんだか窮屈そう=東京都千代田区で2016年1月6日、山本晋撮影
  • 東京・銀座。大勢の観光客、買い物客であるれている表通りとは逆に、路地裏はひっそりとして静かだ。誰も来ないことを知ってるのか、道の真ん中で猫がのんびり過ごしていた=東京都中央区で2015年12月19日、関口純撮影
    東京・銀座。大勢の観光客、買い物客であるれている表通りとは逆に、路地裏はひっそりとして静かだ。誰も来ないことを知ってるのか、道の真ん中で猫がのんびり過ごしていた=東京都中央区で2015年12月19日、関口純撮影
  • 暖かな陽光とともに「春一番」が通行人の髪をなびかせる。洋服店のウインドーにはスプリングコートが飾られる=東京都千代田区で2016年2月14日、望月亮一撮影
    暖かな陽光とともに「春一番」が通行人の髪をなびかせる。洋服店のウインドーにはスプリングコートが飾られる=東京都千代田区で2016年2月14日、望月亮一撮影
  • 朝。カラフルなおもちゃが屋外の公園に並んでいた。じっと見ていると、これから訪れる子どもたちを「まだかな、まだかな」と待っているような、そんな表情に見えてくる=東京都港区で2015年12月17日午前9時46分、内藤絵美撮影
    朝。カラフルなおもちゃが屋外の公園に並んでいた。じっと見ていると、これから訪れる子どもたちを「まだかな、まだかな」と待っているような、そんな表情に見えてくる=東京都港区で2015年12月17日午前9時46分、内藤絵美撮影
  • 待ちぼうけの自転車。「寒くなってきたよ、早く帰ろうよ」なんて話しかけてきそう=東京都三鷹市で、竹内紀臣撮影
    待ちぼうけの自転車。「寒くなってきたよ、早く帰ろうよ」なんて話しかけてきそう=東京都三鷹市で、竹内紀臣撮影
  • 街路樹の下、輪になりみんなで休憩中。次はどこで買い物しようか=東京都新宿区で、宮間俊樹撮影
    街路樹の下、輪になりみんなで休憩中。次はどこで買い物しようか=東京都新宿区で、宮間俊樹撮影
  • 記章を製造・販売する「大塚徽章」の軒先には学校生活ではおなじみのさまざまなバッジが並び、どこか懐かしさが漂う。入学式前のこの時期が年間で一番忙しいそうだ=東京都台東区で、猪飼健史撮影
    記章を製造・販売する「大塚徽章」の軒先には学校生活ではおなじみのさまざまなバッジが並び、どこか懐かしさが漂う。入学式前のこの時期が年間で一番忙しいそうだ=東京都台東区で、猪飼健史撮影
  • 歩行者天国の銀座で交差点を背に飛び跳ねる姉妹を発見。「『銀座なう』って友達に送ろうと思って」とお母さん。「もう一度」とお願いすると笑顔で大ジャンプを見せてくれた=東京都中央区で2016年3月5日、徳野仁子撮影
    歩行者天国の銀座で交差点を背に飛び跳ねる姉妹を発見。「『銀座なう』って友達に送ろうと思って」とお母さん。「もう一度」とお願いすると笑顔で大ジャンプを見せてくれた=東京都中央区で2016年3月5日、徳野仁子撮影
  • 満開の桜を見るために大勢の人たちが集まった上野公園。ブルーシートを敷いて宴会をする人たち、桜並木を散歩する親子連れ、記念撮影をするカップルなど様々な人たちの中に、桜色のシャンパンを片手に桜を楽しむ女性がいた=東京都台東区で2016年4月1日午後1時5分、望月亮一撮影
    満開の桜を見るために大勢の人たちが集まった上野公園。ブルーシートを敷いて宴会をする人たち、桜並木を散歩する親子連れ、記念撮影をするカップルなど様々な人たちの中に、桜色のシャンパンを片手に桜を楽しむ女性がいた=東京都台東区で2016年4月1日午後1時5分、望月亮一撮影
  • 雨の翌日、地面を鮮やかに染め上げた桜の花びら。春のひとときしか見られないピンクのじゅうたんを汚すことをためらうように、母子は長い時間ベンチに腰掛けていた=東京・井の頭公園で2016年4月8日、喜屋武真之介撮影
    雨の翌日、地面を鮮やかに染め上げた桜の花びら。春のひとときしか見られないピンクのじゅうたんを汚すことをためらうように、母子は長い時間ベンチに腰掛けていた=東京・井の頭公園で2016年4月8日、喜屋武真之介撮影
  • 水晶玉に映る歓声を上げる家族の光景は、閉じ込めておきたいほど幸せに見えた=東京都三鷹市で、竹内紀臣撮影
    水晶玉に映る歓声を上げる家族の光景は、閉じ込めておきたいほど幸せに見えた=東京都三鷹市で、竹内紀臣撮影
  • 渋谷の宮下公園の横を飼い主の背中に顔をうずめた猫が通り過ぎていく。「ここが楽ちんだなあ~」。シャッターの音が聞こえたのか、しがみついていた猫が顔をあげてこちらをうかがった=東京都渋谷区で、梅村直承撮影
    渋谷の宮下公園の横を飼い主の背中に顔をうずめた猫が通り過ぎていく。「ここが楽ちんだなあ~」。シャッターの音が聞こえたのか、しがみついていた猫が顔をあげてこちらをうかがった=東京都渋谷区で、梅村直承撮影
  • 高尾山の売店で売っていた、くるくると回る団子。風向きで焼き加減にムラが出ないよう手作業で台を回しているそうだ。ぽかぽか陽気となってハイキング客でにぎわう高尾山だが、団子にとってはちょっと暑い季節になってしまった=東京都八王子市で、猪飼健史撮影
    高尾山の売店で売っていた、くるくると回る団子。風向きで焼き加減にムラが出ないよう手作業で台を回しているそうだ。ぽかぽか陽気となってハイキング客でにぎわう高尾山だが、団子にとってはちょっと暑い季節になってしまった=東京都八王子市で、猪飼健史撮影
  • 代々木公園で行われていた風船パフォーマンスに参加した女の子が、風船でできた「くまモン」の人形を背負って参加者の周りを行進。笑顔で見守る子どもたちの表情は、まるで熊本地震で被災した人たちにエールを送っているようだった=東京都渋谷区で、宮武祐希撮影
    代々木公園で行われていた風船パフォーマンスに参加した女の子が、風船でできた「くまモン」の人形を背負って参加者の周りを行進。笑顔で見守る子どもたちの表情は、まるで熊本地震で被災した人たちにエールを送っているようだった=東京都渋谷区で、宮武祐希撮影
  • ホラー映画を見た次の日に公園に行くと、今にも形を変えて襲ってきそうな木を見つけてしまう=東京都三鷹市で2016年2月21日午後2時12分、竹内紀臣撮影
    ホラー映画を見た次の日に公園に行くと、今にも形を変えて襲ってきそうな木を見つけてしまう=東京都三鷹市で2016年2月21日午後2時12分、竹内紀臣撮影
  • 東京大学駒場キャンパスで入部を呼びかける「相撲」と書かれた看板。雨にも負けず、前を通り過ぎる若者に相撲の魅力をアピールしていた=東京都目黒区で2016年4月28日、梅村直承撮影
    東京大学駒場キャンパスで入部を呼びかける「相撲」と書かれた看板。雨にも負けず、前を通り過ぎる若者に相撲の魅力をアピールしていた=東京都目黒区で2016年4月28日、梅村直承撮影
  • 坂道が多い東京の中心部。散歩していると突如ヨーロッパを感じさせる風景に出くわした=東京都新宿区で、宮間俊樹撮影
    坂道が多い東京の中心部。散歩していると突如ヨーロッパを感じさせる風景に出くわした=東京都新宿区で、宮間俊樹撮影
  • 夜になり、明かりがともるビルの窓。一つ一つの明かりの中に、さまざまな人生が交差する=東京都千代田区で、望月亮一撮影
    夜になり、明かりがともるビルの窓。一つ一つの明かりの中に、さまざまな人生が交差する=東京都千代田区で、望月亮一撮影
  • 土曜の夜、誰もいない地下鉄のホームでドブネズミに出合った。かの名曲にある「写真には写らない美しさ」を撮りたいと、レンズを向けたが、あっという間に側溝に消えた。やはり「美しさ」は簡単には写せない=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
    土曜の夜、誰もいない地下鉄のホームでドブネズミに出合った。かの名曲にある「写真には写らない美しさ」を撮りたいと、レンズを向けたが、あっという間に側溝に消えた。やはり「美しさ」は簡単には写せない=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
  • 朝から降り続いた雨。小さな水滴が集まって、今にも落ちそうに膨らみ、向こうの景色が映り込む=東京都世田谷区で、望月亮一撮影
    朝から降り続いた雨。小さな水滴が集まって、今にも落ちそうに膨らみ、向こうの景色が映り込む=東京都世田谷区で、望月亮一撮影
  • 歩行者天国で消灯された信号機には、銀座の街並みが反射していた=東京都中央区で、徳野仁子撮影
    歩行者天国で消灯された信号機には、銀座の街並みが反射していた=東京都中央区で、徳野仁子撮影
  • 水たまりに映り込んだ青空と遊園地の遊具。「乗りたいなあ」と子どもはつぶやく。雨上がりはワクワクすることが多い=東京都練馬区で、梅村直承撮影
    水たまりに映り込んだ青空と遊園地の遊具。「乗りたいなあ」と子どもはつぶやく。雨上がりはワクワクすることが多い=東京都練馬区で、梅村直承撮影
  • ビルの合間からちらりと見えた鳥居。近寄って見上げると、暑さが少しだけ和らぐような光景だった=東京都新宿区で、中村藍撮影
    ビルの合間からちらりと見えた鳥居。近寄って見上げると、暑さが少しだけ和らぐような光景だった=東京都新宿区で、中村藍撮影
  • 多摩川に架かる橋を渡ろうとすると「カア」と呼び止める声が聞こえた。見上げると鉄柱の上にカラスが1羽。朝方、空の色も不思議な色に染まっていた=東京都大田区で、梅村直承撮影
    多摩川に架かる橋を渡ろうとすると「カア」と呼び止める声が聞こえた。見上げると鉄柱の上にカラスが1羽。朝方、空の色も不思議な色に染まっていた=東京都大田区で、梅村直承撮影
  • 晴天に恵まれた休日の代々木公園では、芝生の上に寝そべって日光浴をする人の姿が見られた。緑に囲まれながらリラックスする様子に夏の訪れを感じた=東京都渋谷区で、宮武祐希撮影
    晴天に恵まれた休日の代々木公園では、芝生の上に寝そべって日光浴をする人の姿が見られた。緑に囲まれながらリラックスする様子に夏の訪れを感じた=東京都渋谷区で、宮武祐希撮影
  • あ、バッタ見つけたよ。夏休み楽しいね。虫取り、花火、海水浴にも行ったよ=東京都杉並区で、長谷川直亮撮影
    あ、バッタ見つけたよ。夏休み楽しいね。虫取り、花火、海水浴にも行ったよ=東京都杉並区で、長谷川直亮撮影
  • ビルの屋上からJR東京駅を見つめる親子。青空の下、間に置かれたパンダのキャリーバッグがにっこりほほえんでいた=東京都千代田区で、望月亮一撮影
    ビルの屋上からJR東京駅を見つめる親子。青空の下、間に置かれたパンダのキャリーバッグがにっこりほほえんでいた=東京都千代田区で、望月亮一撮影
  • 休日の、多くの人が行き交う歩行者天国。スローシャッターで切り取った風景では、人が風のように流れていた=東京都新宿区で、内藤絵美撮影
    休日の、多くの人が行き交う歩行者天国。スローシャッターで切り取った風景では、人が風のように流れていた=東京都新宿区で、内藤絵美撮影
  • 雨の降る渋谷のスクランブル交差点。灰色の空に覆われた暗いコンクリートの街並みをカラフルな雨傘が彩っていた=東京都渋谷区で、喜屋武真之介撮影
    雨の降る渋谷のスクランブル交差点。灰色の空に覆われた暗いコンクリートの街並みをカラフルな雨傘が彩っていた=東京都渋谷区で、喜屋武真之介撮影
  • 道行く人は見向きもしないが、渋谷の繁華街の壁に剥がれかけたドナルド・トランプ氏のポスターがあった。人気に陰りが見えるのは、米国本国だけなく、ここ東京でも?=東京都渋谷区で、梅村直承撮影
    道行く人は見向きもしないが、渋谷の繁華街の壁に剥がれかけたドナルド・トランプ氏のポスターがあった。人気に陰りが見えるのは、米国本国だけなく、ここ東京でも?=東京都渋谷区で、梅村直承撮影
  • 解体直前の「Beeタワー」がともす、最後の夜の光を目指して花やしきへ向かった。56年間、ありがとう、さようなら。これからはみんなの思い出の中で輝き続けてほしい=東京都台東区で、北山夏帆撮影
    解体直前の「Beeタワー」がともす、最後の夜の光を目指して花やしきへ向かった。56年間、ありがとう、さようなら。これからはみんなの思い出の中で輝き続けてほしい=東京都台東区で、北山夏帆撮影
  • 心よく撮影に応じてくれたコスプレーヤーの皆さん。休日になると遊園地「としまえん」は彼らであふれる。東京にはよくある風景だ=東京都練馬区で、梅村直承撮影
    心よく撮影に応じてくれたコスプレーヤーの皆さん。休日になると遊園地「としまえん」は彼らであふれる。東京にはよくある風景だ=東京都練馬区で、梅村直承撮影
  • リオ五輪・パラリンピックのメダリストによる銀座パレード。出発地点で行われた式典の前列に並べられたこのイスに都議会議員らが座った。彼らは2020年の東京五輪に何をみるのか=東京都港区で、後藤由耶撮影
    リオ五輪・パラリンピックのメダリストによる銀座パレード。出発地点で行われた式典の前列に並べられたこのイスに都議会議員らが座った。彼らは2020年の東京五輪に何をみるのか=東京都港区で、後藤由耶撮影
  • 都会の真ん中に訪れた秋の風景。小さい頃、指をくるくると回してつかまえたトンボは、そのあと、逃がしたんだっけ……=東京都千代田区の日比谷公園で、竹内紀臣撮影
    都会の真ん中に訪れた秋の風景。小さい頃、指をくるくると回してつかまえたトンボは、そのあと、逃がしたんだっけ……=東京都千代田区の日比谷公園で、竹内紀臣撮影
  • 静まり返った都心が朝日に赤く染まってきた。反射で光るビルが、太陽光をエネルギーにし目を覚ました生きもののように見えた=東京都中央区で、関口純撮影
  • 歓声をあげ、ゴロゴロと転がる子どもたちが、舞い散った桜の花びらを体に付けていく。春にだけ許される、特別な遊び=東京都杉並区で、梅村直承撮影
  • 東京都内の小さな公園。ウエディングドレスに正装のカップルを発見。この姿で日本の桜と一緒に撮影するため、上海から来日したという。寒空に散り始めた桜の下でのアツアツぶりに、こちらも気持ちだけは温かくなった=東京都中央区で、関口純撮影
  • オフィス街の写真スタジオ。就職活動用の写真撮影かと思いきや、バック紙の前には就活には若すぎる少女が。カメラマンの娘さんという。スーツ姿の就活生が緊張した表情で座る席で、リラックスした様子で読書にいそしんでいた=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
  • まるで防空壕(ごう)のような地下トンネル。JR中央線の下を通る歩行者、自転車用のもの。北と南をつなぐ大切な道で、町の人の生活を支える=東京都杉並区で、梅村直承撮影
  • 深い森の中で歩みを進めていくと切り株から背を伸ばす新しい芽に出合った。種は風に飛ばされてきたのかな? それとも野鳥が運んできたのかな? 何十年も、何百年もかけてうっそうとした森を作り出す神秘に触れた=東京都三宅村で、内藤絵美撮影
  • 柔道・全日本選手権で熱戦が繰り広げられる日本武道館。畳の脇には並ぶ優勝カップを見つめる小さな珍客が。「これに入って水浴びしたいなあ」とスズメらしい夢を膨らませているようだった=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
  • 浅草の仲見世で通行人を見守るお面たち。大勢の外国人観光客が通る浅草寺参道を、優しい顔や厳しい顔で見つめ続ける=東京都台東区で、望月亮一撮影
  • JR御茶ノ水駅付近の聖橋から見た夕暮れの神田川(左下)。左手前は東京メトロ丸ノ内線、左奥は秋葉原方面で川べりには建物が建ち並ぶ。東京駅へと向かう快速電車がホームに入ってきた(右)。同駅もバリアフリーや駅前広場整備の改良工事が始まっていて、その姿も日々変わっていくだろう=内林克行撮影
  • 絵描きのささきさとみさん(28)は半年間を費やし、レストラン「トトワール」に魚や花などカラフルな壁画を描いた。「街が楽しくなれば」。友人たちが集まり、絵画の前で写真を撮っているとおとぎ話の登場人物のように見えた=東京都北区で、竹内幹撮影
  • 真っ青な空に引かれ、ふと見上げると何とも不思議な光景に出合った。ベランダから樹木が大きく枝を伸ばしているではないか。運び込むには大きすぎるし、ここで育ったのであれば、何年かかったのだろうか。想像するだけで楽しくなる=東京都内で、関口純撮影
  • カエル専門の雑貨店の軒先に並ぶカエルの置物たち。どんよりとした梅雨どきでもどこか楽しそう=東京都三鷹市で、猪飼健史撮影
  • 3メートルの高さから水面に向かう板飛び込み。男子選手はできるだけ水しぶきをあげないように、つま先までしっかりとそろえてダイブした=東京都江東区で、梅村直承撮影
  • ぽかぽか陽気に、空に浮かぶ浅草花やしきの乗り物。子供たちの歓声が響く遊園地が、まるでおもちゃのようだ=東京都台東区で、望月亮一撮影
  • ビルの谷間から漏れた光が神田川の川面を照らした。光の輪が踊っていた。しばらくして、日が陰るとうたげが終わり、もとの静かな風景に戻っていった=東京都千代田区で、竹内幹撮影
  • 新橋の路地裏で肉球が見えるほど、足を投げ出して座り込む猫。楽しそうに騒ぐ酔客が通る度に目で追う姿は、自身も酔って休んでいるようにも見えた=東京都港区で、梅村直承撮影
  • 平日だったためか、穏やかな表情を見せる井の頭池。船着き場には客を待つ手こぎボートが連なり一輪の花が咲いた=東京都三鷹市の井の頭恩賜公園で、猪飼健史撮影
  • 魚たちがせわしなく行き来する水槽の中で、ひとり悠々と泳ぐウミガメ。天からは陽光が差し、竜宮城で浦島太郎が見た景色はこのようだったのではないかと夢想する=東京都江戸川区の葛西臨海水族園で、徳野仁子撮影
  • 東京のあちこちでビルの工事現場を見かける。安全のために白い幕を張っての作業で中を見ることはできない。1日のある時間だけ逆光に照らされ現場が浮かび上がった=東京都中央区で、関口純撮影
  • 厳しい暑さに見舞われた午後、上野大仏に供えられた鮮やかな黄色のかんきつ類の果物。果実はなかなかの大きさだったが、大仏様の口を前にすると小さく見えてしまう=東京都台東区で、山本晋撮影
  • JR中野駅の高架下に描かれた魚たち。ひしめく魚の隙間(すきま)をぬって人が通る=東京都中野区で、望月亮一撮影
  •  家族で乗った観覧車から伸びる影。窓から外を見ると、幸せそうな家族連れの姿が。自分たちもこう見えていればいいな、と願う=東京都江戸川区で、梅村直承撮影
  • 5年前、隣が駐車場になると西日が当たるようになり、夏は蒸し暑くなった。ヒロオ花店の店主、ちのゆたかさん(77)がヘンリーヅタを植えたところ、瞬く間にビルの壁面を覆った。「おかげでだいぶ涼しくなったよ」。2階の窓から広尾の街並みを眺めた=東京都渋谷区で、竹内幹撮影
  • 商店街の脇道に広がる落書き。明るい商店街とは対照的にほとんどの人は気づかず通り過ぎた=東京都中野区で、望月亮一撮影
  •  帰宅途中、ガード下の通路にメッセージを見つけた。一日を無事終える、ありふれた日常のありがたさ=東京都日野市で、内林克行撮影
  • 不安定な大気となった初秋の午後、「雨のち晴れ」に移り変わる都心をヘリコプターから目撃した。東京タワーの向こうのビル街は激しい雨で暗くかすむ一方、その手前は雲が抜けて明るく日が差し、鮮やかな虹もかかっていた=東京都港区近辺で、本社ヘリから山本晋撮影
  • 友だちに会えると思ってやってきた公園。だけど、独りぼっち。少しさみしそうにこぐブランコの音が、だれもいない公園に響く晴れた午後=東京都杉並区で、梅村直承撮影
  • 鮮やかな青色の照明の中、一人階段を上る少年。何もない壁を見つめながら、一段一段ゆっくりと歩を進める=東京都墨田区で、望月亮一撮影
  • 「顔」が描かれた上野公園のゴミ箱。厳しい暑さが続き、飲み物の空き容器もたくさん捨てられるためか、右目からは涙がこぼれていた=東京都台東区で、山本晋撮
  • 暗く湿った路地裏に座る2匹の野良猫。しっぽをくるりとしている方はよく見ると、右目がうまく開けられないようだ。カラスにでも攻撃されたのだろうか。しばらくすると、静かに奥へと姿を消した。=東京都新宿区で、内藤絵美撮影
  • ゆっくりした時間が流れる日曜日の昼下がり。街中にある公園の池で釣りをする人たち。曇り空と濁った池に、釣れる気配は全くなくても世間話と笑顔の花が咲く=東京都中野区で2015年7月5日、望月亮一撮影
  • 映画寅さんの故郷、葛飾柴又。柴又駅の改札を出ると立ち食いのお店を見つけた。「そば、ラーメン、うどん、そば・・・。どれを食べようかな」=東京都葛飾区で2015年11月7日、竹内幹撮影
  • 広告の中の巨大な女性たちの足下で、ビルの上の看板を変える作業員。足下では、大勢の人たちがスクランブル交差点を行き交う=東京都渋谷区で2015年11月15日、望月亮一撮影
  • 夕暮れの冬の空に一筋の飛行機雲が伸びた。駒沢オリンピック公園でバスケットボールやテニスを楽しむ声が吸い込まれていく=東京都世田谷区で2015年11月6日、梅村直承撮影
  • 大勢の人が先をいそぐ駅で、一人たたずむ女性。待ち合わせか、休憩か、道に迷ったのか。真剣な表情でスマホを操作していた=東京都渋谷区で2015年8月25日、望月亮一撮影
  • 元日の明治神宮。風に飛ばされないためにだろうか、投げられたさい銭の中から紙幣だけを先に集める関係者の姿が。熱心に手を合わせる大勢の参拝客と、ヘルメット姿の男性がユニークなコントラストを見せていた=東京都渋谷区で、小川昌宏撮影
  • 国立競技場が解体され姿を現した富士山。「ここから見えるなんてびっくり」と明治神宮外苑を散歩中だった女性が声をかけてきた。新国立競技場ができるまでの、束の間の光景だろうか=東京都港区で2015年12月18日、内藤絵美撮影
  • ビルの隙間から沈みゆく夕日がスポットライトのように差し込んだ。高いマンションはまだその輝きが残り、公園に当たった日差しはあっという間に消えていった=中央区日本橋で、関口純撮影
  • 上空に広がった冬の夕暮れ。スポーツする人、家路につく母子、読書をする人。みんなを見守っていた=東京都世田谷区で2015年11月6日、梅村直承撮影
  • 夕暮れ時でも観光客の絶えない皇居前広場の向こうで、東京タワーは鮮やかにライトアップされながらも、高層ビルに挟まれてなんだか窮屈そう=東京都千代田区で2016年1月6日、山本晋撮影
  • 東京・銀座。大勢の観光客、買い物客であるれている表通りとは逆に、路地裏はひっそりとして静かだ。誰も来ないことを知ってるのか、道の真ん中で猫がのんびり過ごしていた=東京都中央区で2015年12月19日、関口純撮影
  • 暖かな陽光とともに「春一番」が通行人の髪をなびかせる。洋服店のウインドーにはスプリングコートが飾られる=東京都千代田区で2016年2月14日、望月亮一撮影
  • 朝。カラフルなおもちゃが屋外の公園に並んでいた。じっと見ていると、これから訪れる子どもたちを「まだかな、まだかな」と待っているような、そんな表情に見えてくる=東京都港区で2015年12月17日午前9時46分、内藤絵美撮影
  • 待ちぼうけの自転車。「寒くなってきたよ、早く帰ろうよ」なんて話しかけてきそう=東京都三鷹市で、竹内紀臣撮影
  • 街路樹の下、輪になりみんなで休憩中。次はどこで買い物しようか=東京都新宿区で、宮間俊樹撮影
  • 記章を製造・販売する「大塚徽章」の軒先には学校生活ではおなじみのさまざまなバッジが並び、どこか懐かしさが漂う。入学式前のこの時期が年間で一番忙しいそうだ=東京都台東区で、猪飼健史撮影
  • 歩行者天国の銀座で交差点を背に飛び跳ねる姉妹を発見。「『銀座なう』って友達に送ろうと思って」とお母さん。「もう一度」とお願いすると笑顔で大ジャンプを見せてくれた=東京都中央区で2016年3月5日、徳野仁子撮影
  • 満開の桜を見るために大勢の人たちが集まった上野公園。ブルーシートを敷いて宴会をする人たち、桜並木を散歩する親子連れ、記念撮影をするカップルなど様々な人たちの中に、桜色のシャンパンを片手に桜を楽しむ女性がいた=東京都台東区で2016年4月1日午後1時5分、望月亮一撮影
  • 雨の翌日、地面を鮮やかに染め上げた桜の花びら。春のひとときしか見られないピンクのじゅうたんを汚すことをためらうように、母子は長い時間ベンチに腰掛けていた=東京・井の頭公園で2016年4月8日、喜屋武真之介撮影
  • 水晶玉に映る歓声を上げる家族の光景は、閉じ込めておきたいほど幸せに見えた=東京都三鷹市で、竹内紀臣撮影
  • 渋谷の宮下公園の横を飼い主の背中に顔をうずめた猫が通り過ぎていく。「ここが楽ちんだなあ~」。シャッターの音が聞こえたのか、しがみついていた猫が顔をあげてこちらをうかがった=東京都渋谷区で、梅村直承撮影
  • 高尾山の売店で売っていた、くるくると回る団子。風向きで焼き加減にムラが出ないよう手作業で台を回しているそうだ。ぽかぽか陽気となってハイキング客でにぎわう高尾山だが、団子にとってはちょっと暑い季節になってしまった=東京都八王子市で、猪飼健史撮影
  • 代々木公園で行われていた風船パフォーマンスに参加した女の子が、風船でできた「くまモン」の人形を背負って参加者の周りを行進。笑顔で見守る子どもたちの表情は、まるで熊本地震で被災した人たちにエールを送っているようだった=東京都渋谷区で、宮武祐希撮影
  • ホラー映画を見た次の日に公園に行くと、今にも形を変えて襲ってきそうな木を見つけてしまう=東京都三鷹市で2016年2月21日午後2時12分、竹内紀臣撮影
  • 東京大学駒場キャンパスで入部を呼びかける「相撲」と書かれた看板。雨にも負けず、前を通り過ぎる若者に相撲の魅力をアピールしていた=東京都目黒区で2016年4月28日、梅村直承撮影
  • 坂道が多い東京の中心部。散歩していると突如ヨーロッパを感じさせる風景に出くわした=東京都新宿区で、宮間俊樹撮影
  • 夜になり、明かりがともるビルの窓。一つ一つの明かりの中に、さまざまな人生が交差する=東京都千代田区で、望月亮一撮影
  • 土曜の夜、誰もいない地下鉄のホームでドブネズミに出合った。かの名曲にある「写真には写らない美しさ」を撮りたいと、レンズを向けたが、あっという間に側溝に消えた。やはり「美しさ」は簡単には写せない=東京都千代田区で、小川昌宏撮影
  • 朝から降り続いた雨。小さな水滴が集まって、今にも落ちそうに膨らみ、向こうの景色が映り込む=東京都世田谷区で、望月亮一撮影
  • 歩行者天国で消灯された信号機には、銀座の街並みが反射していた=東京都中央区で、徳野仁子撮影
  • 水たまりに映り込んだ青空と遊園地の遊具。「乗りたいなあ」と子どもはつぶやく。雨上がりはワクワクすることが多い=東京都練馬区で、梅村直承撮影
  • ビルの合間からちらりと見えた鳥居。近寄って見上げると、暑さが少しだけ和らぐような光景だった=東京都新宿区で、中村藍撮影
  • 多摩川に架かる橋を渡ろうとすると「カア」と呼び止める声が聞こえた。見上げると鉄柱の上にカラスが1羽。朝方、空の色も不思議な色に染まっていた=東京都大田区で、梅村直承撮影
  • 晴天に恵まれた休日の代々木公園では、芝生の上に寝そべって日光浴をする人の姿が見られた。緑に囲まれながらリラックスする様子に夏の訪れを感じた=東京都渋谷区で、宮武祐希撮影
  • あ、バッタ見つけたよ。夏休み楽しいね。虫取り、花火、海水浴にも行ったよ=東京都杉並区で、長谷川直亮撮影
  • ビルの屋上からJR東京駅を見つめる親子。青空の下、間に置かれたパンダのキャリーバッグがにっこりほほえんでいた=東京都千代田区で、望月亮一撮影
  • 休日の、多くの人が行き交う歩行者天国。スローシャッターで切り取った風景では、人が風のように流れていた=東京都新宿区で、内藤絵美撮影
  • 雨の降る渋谷のスクランブル交差点。灰色の空に覆われた暗いコンクリートの街並みをカラフルな雨傘が彩っていた=東京都渋谷区で、喜屋武真之介撮影
  • 道行く人は見向きもしないが、渋谷の繁華街の壁に剥がれかけたドナルド・トランプ氏のポスターがあった。人気に陰りが見えるのは、米国本国だけなく、ここ東京でも?=東京都渋谷区で、梅村直承撮影
  • 解体直前の「Beeタワー」がともす、最後の夜の光を目指して花やしきへ向かった。56年間、ありがとう、さようなら。これからはみんなの思い出の中で輝き続けてほしい=東京都台東区で、北山夏帆撮影
  • 心よく撮影に応じてくれたコスプレーヤーの皆さん。休日になると遊園地「としまえん」は彼らであふれる。東京にはよくある風景だ=東京都練馬区で、梅村直承撮影
  • リオ五輪・パラリンピックのメダリストによる銀座パレード。出発地点で行われた式典の前列に並べられたこのイスに都議会議員らが座った。彼らは2020年の東京五輪に何をみるのか=東京都港区で、後藤由耶撮影
  • 都会の真ん中に訪れた秋の風景。小さい頃、指をくるくると回してつかまえたトンボは、そのあと、逃がしたんだっけ……=東京都千代田区の日比谷公園で、竹内紀臣撮影

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月