父はこうして母を介護し、そして亡くなった。

15年にわたり母を介護した、そして亡くなった父。
彼の残した日記を読んでみることにしようと思う。

1993年1月19日 退院後に向けて、何やら焦る父。

2014-05-25 01:27:12 | 日記
●引っ越し、退院を前に何やら焦る父である。焦っても仕方がないと思うが。

[1993年1月19日(火)]
・午前中品物整理、片付け、箱入れ作業。

・午後病院へ。リハビリ中。手すりに掴まっての歩行訓練。マット上で這う運動。腕の弱い本人にとってかなりきついようだが、しかしやらねばならない。帰宅後の移動にどうしても必要な方法だから。

・同じ病室で一番奥に居られた奥さん、本日東海大学病院の方へ移ったとのこと。お世話になりました。

[1993年1月20日(水)]
・仕事。病院には行けず

・来月引っ越しの件、やはり子供たちの都合もあり2月21日(日)に決める。あと一か月。気ばかり焦る。抑えて、抑えてと自分に。


[199年1月21日(木)]
・午後病院へ。リハビリ中だった。リハビリより帰り、昨日Tさんが見えて見舞いの品いただいたと聞く。感謝。夜御礼の電話。

・引っ越しの件、退院後のこと、車椅子注文のこと等について相談室Oさんと相談する。2月3日以降、転居先の部屋の具合を見てもらって助言していただくこととする。

・19日退院された一番奥の方よりハンカチいただいてあった。

・会社より医療費補助の残り(33,600円)を社会保険事務所に申請したとコピー届く。感謝。

・群馬県F市在住の長兄の奥さんから手紙。別段変わったことはないが、いつもいつも心配してもらって、本当に申し訳なく、ありがたい。夜電話にてお礼。


●やるべきことが多くなり、自分のキャパに近づき始めると突然焦り始め、何やらよくわからない行動に出ることが多い父であった。

●この時もいくつかそういう事例があったと思う。そうなった時に相手をするのは大変だったなあ。

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