世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

標高1000mの夢

2015年09月25日 | 100の力
テーマ: 夢力


ボクが家族3人、犬1匹、馬二頭を連れて大分県の久住高原に移住したのは36歳の時だった。

それから14年間(1年2か月の世界一周期間を除く)標高1000mの大草原の中で

家族4人、馬5頭、犬数匹、ヒツジ、ヤギ、ウサギなど多くの動物たちと暮らした。

まさにアドベンチャーファミリーを地で行った。


ボクは50歳になる前に家族を連れて山里へ下りた。

だが今、ボクがいた標高1000m(実際は少し低いが)の草原で果敢に事業に挑もうとしている

50歳半ばの美人元女将と70近い初老の男性がいる。


童心回帰農場という名でブドウ畑を開拓している。




ボクは14年間暮らして、ここの素晴らしさも厳しさも知っている。


台風で施設が全滅して死にかけたこともある。

雪の中で食糧が尽きかけたことも。

雷に打たれかけたことも一度や二度ではない。

夏は草刈りに追われ、冬は薪割りに勤しむ。

本当に心休まる日は、一年のうちのほんの数日に過ぎない。


これから冬に向かえば、氷点下20度いう過酷な環境が待ち受けている。

のんびり田舎暮らしというイメージはあまりに程遠い。



彼女がこの挑戦を始めたのを知ってから、

気になって気になって仕方がなかった。


そして、昨日ボクの住む阿蘇の西原村まで来てくれた。

久々の再会。

より逞しくなり生き生きとした彼女の姿を見るのは楽しかった。

だが、一抹の不安はぬぐいきれない。


10年というスパンで栽培するブドウの木。

一朝一夕に結果が出る事業とは訳が違う。


先日植えた野菜の苗が、あくる日にはすべてウサギの餌と消えていたという。


自然は大いなる恵と同時に厳しい試練を与える。

しかもこの地は、日本有数の大自然なのだ。

侮ってはいけない。


応援し、協力することを伝え、

健康で悲願を成就されることを祈りながら別れた。


【追記】

是非皆さんも、応援、激励、ボランティア作業手伝い、出資のご協力よろしくお願いします。


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