prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「砂漠でサーモン・フィッシング」

2012年12月26日 | 映画
首相とのメールのやりとりがLINEでの吹き出し(英語だとスピーチバルーンと言うんだったか)で表現されるのがただのメールの文面だけ見せるのと違ってユーモラス。

砂漠で鮭が釣りたいと突拍子もないことを言い出すイェメンのシェリフを演じるアムール・ワケドがマスクも押し出しも立派で、どんな経歴の人だろうと思ったら1973年4月13日エジプトのカイロ生まれ、アレクサンドリア映画祭で1997年にGanet el shayateenで助演男優賞、2000年にDeil el samakaで主演男優賞を受賞とある。
アメリカ映画には「シリアナ」(2005)がデビューみたい。
イギリス側出演者に混ざって、ある意味白人世界に都合のいいアラブ人の紋切り型をなぞりながら健闘してます。

ホラ話と風刺とが混在したような話だけれど、割と普通に「いい話」にシフトしていてワサビが今ひとつ利いていません。シェリフを白人に叩頭していると暗殺しようとする連中の描き方などデリケートなせいか逃げ
監督(ラッセ・ハルストレム)がイギリス人ではないせいか。
(☆☆☆)

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