北海道美術ネット別館

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2014年11月23日は10カ所

2014年11月25日 23時59分59秒 | つれづれ日録
 ここ何週間か、週末の連休初日は、前日までの疲れが残っているせいか、寝坊してしまい、ギャラリー回りへの出発が遅れがちだ。

 したがって、初日に、行く予定だった展覧会場すべてを回りきれず、2日目にもかなりの場所に足を運ばないといけなくなる。

 その結果、十分な疲労回復はできないは、家の片付けなどに着手できないはで、なんだか悪循環に陥っているような気がする。

 23日は6連投の後で、いったん目がさめたのだが、二度寝してしまい、家を出たのは11時半を過ぎていた。

南北線「北12条」でギャラリーエッセ→石の蔵ぎゃらりぃはやし→
東豊線「さっぽろ」から「環状通東」、バスで「北18東17」で茶廊法邑、北川陽稔展
東豊線「環状通東」から「元町」、バスに乗り継ぎ「北24東4」で降車、ギャラリー粋ふよう→
バスで「北24西1」から終点「札幌ターミナル」降車、さいとうギャラリー→スカイホール→三越ギャラリー→富士フイルムフォトサロン→チ・カ・ホ→大同ギャラリー(益村信子個展 THE DANCING GALAXY 6と、綿谷憲昭・原田富弥・日下康夫 三人展25周年記念展 道東編)

 北川さんとは30分以上立ち話をしていたような気がする。
 ベンヤミンのこととか、メタ佐藤さんとの資質の違いとか。
 しかし、早く展評を書かないと、せっかくの会話を忘れてしまうだろう。

 ところで、以前から何度も書いているが、筆者は、甲の地点から乙の地点まで一直線で行けるのにかかわらず、V字型の経路で行くことが嫌いである。
 法邑(ほうむら)から粋ふようへ行くとき、多くの人は東豊線に乗って大通で南北線に乗りかえ、北24条から歩くのだろうが、そんなのは考えただけで遠回りすぎていて、いやになる。せめて、北13条東で降りて、旧石狩街道の「北15西1」バス停で中央バスに乗りたい。

 筆者が考えた作戦は、環状通東からひと駅だけ東豊線に乗り、元町駅で中央バスの元町線に乗り継ぐというものだ。

 元町線は、北24条通を走る路線で、東営業所を出て、元町駅を通り、南北線の北24条駅まで行く。
 休日でも昼間、1時間に4本も走っているのがすばらしい。

 画像は元町駅の構内。

 筆者は、北24東4でバスをおりたが、北24東1でおりるべきだった。

 さいとうギャラリーで、道都大内藤ゼミ展を見る。
 版画が1枚500円だったので、買ってしまった。マリコさんという学生さんの作品。ちょっと遠藤淑子っぽい少女漫画ふうの画風なのだが、なぜかひかれた。
 ふだん、あれほどivoryなどで漫画風の作品に接し、ほとんど評価していないにもかかわらず、彼女の絵はなんだかいいと思った。その違いというのは、いったいどこにあるんだろうと思う。

 スカイホールでは、後片付けが始まりつつあった我妻緑巣さんの書展。
 これはすばらしかった。はっきり言って、近代詩文書が多くが定型に陥っているのではないかと、先日の北海道書道連盟展を見て感じたのだが、我妻さんの作品は、ひとつの型にはまらない、自在さにみちている。そしてそれはもちろん、書の基礎に根ざしているのだと感じる。
 また、老子という中国の古典を扱っており、漢字で表現したい欲求に駆られたのではないかと想像するが、そこをあえて、加島祥造訳の平易な訳文を書くというのがおもしろいと思う。
 道外はわからないが、道内の近代詩文書にとって、ひとつのマイルストーンになりそうな、そんな書展だったと思う。

 三越では「第2回 北海道の具象若手作家展」と題し、茶谷雄司、平向功一、鉢路彰敏、橋本礼奈、村上陽一、吉川聡子、村山之都、宮地明人、野口俊介の9氏の絵画が展示されていた。
 このうち、橋本さんと村山さんは道内出身でいまは首都圏在住。野口さんという方は初めて知った。

 ギャラリー大通美術館にも寄ろうとしたが、すでに搬出作業が始まっていた。


 富士フイルムフォトサロンは「Xシリーズ写真展」。
 要するに、富士フイルムで発売しているカメラを使うとこんなすてきな写真が撮れますよ、という宣伝であって、別に見なくとも良いのであるが、この会場としては非常にめずらしく
「写真撮影OK」
という掲示がされていた。
 めったにない機会なので、撮影してきました(笑)。
 

 カメラの性能をPRする展覧会なので、ポートレート、風景、ネイチャーなど、バラエティーに富んでいた。


 夜はキムチ鍋。


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