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ニコン「D810」に輝点が目立つ現象――対象個体は預かり対応対象個体は調整します

» 2014年08月19日 21時40分 公開
[ITmedia]

 ニコンは2014年8月19日、最新デジタル一眼レフカメラ「D810」に、特定の状況で撮影結果に輝点が目立つ場合があることを明らかにした。具体的には、長秒時撮影時と、撮像範囲を1.2xに設定した場合に輝点が目立つことがある。この現象は特定の製品番号の個体で発生する。

ニコンの「D810」

 ニコンはこの現象が発生する個体をサービスセンターなどで一度預かって対応するとしている。ニコンは対象個体に対して、撮像素子の調整値変更とファームウェアのバージョンアップを実施する。これで上記の状況になっても輝点が発生することは少なくなる。

 上記の現象が発生する可能性がある個体かどうかを調べるには、ニコンのWebサイトで製品番号を入力し、「検索」ボタンを押せばよい。該当する個体である場合、ニコンのサービス受付などを表示する画面が現れる。ただし、検索の結果、対象個体であったとしても、カメラ底面の三脚ネジ穴に黒丸の識別マークがあるものはこの現象に対する点検、調整を済ませた個体だ。

対策済みの個体には、三脚ネジ穴に黒丸の識別マークが付いている

 ニコンによると、D810は撮影画像の解像力、鮮鋭感を向上させているため、正常な個体であっても、30秒以上の長秒撮影の場合は、従来製品よりも輝点が目立つことがまれにあるという。このような場合は「長秒時ノイズ低減」機能を「する」に設定することで輝点の発生を抑えることができる。

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