赤いスイートピー - 松田聖子
半年どころじゃなく、十年近くなるのに、手も握れないだよなって、
閑話休題にして、
この歌の歌詞の中の春色の汽車って、きっと聴く人それぞれにイメージがあると、
それに、汽車の色じゃなくって、春色って、人ぞれぞれ違う色があると、
私の春色の汽車、電車だけど、総武線・中央各駅停車の101系のカナリヤイエロー
ちょうど、こんな感じの色。
春の日差しを浴びて、黄色がより鮮やかに眩しいくらい。
確か、一年間の浪人生活が終わり、ようやく四月からは大学生。
そんな季節に見かけたから、よけいに記憶にあるのかもしれません。
西へ向かうその春色の電車、東中野の駅を出てすぐに、車内が黄色に輝く瞬間が、
線路沿いの土手、桜並木の下に植えられていた菜の花が、お陽さまの光を反射して、
まさしく春の光が広がる素敵な光景でした。
写真は、図書館の建物、元小学校の花壇での一枚、
ちょっとだけ、春を感じて撮った写真です。
それから幾歳、春色の電車は、銀色の代わり、
その電車に乗るのは、日が落ちてから、
あるいは、疲れた人々が押し込まれる最終。
今日も、手も握れなかったと、、落ち込む私に、
オレンジ色のラインが、それで良いのだと慰めてくれます。