非効率のすすめ:会いたいと思った人には労を惜しまず会いに行く。 | ホームページ改善、ITでお悩みのことなら「エニシア」 市川武史の奮闘記

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買い手に売り手や作り手の想いが伝わる「温かな消費」を創造していきます。また「買い手」が温かな気持ちになり、その空気感が家族や友人などに波及していくような温かな社会をお客様と共創します。

私は気になったことがあると人に対しても、モノに対しても徹底的に調べ尽くします。例えば、私がある会社に興味を持っていて、ご縁を頂きたいと思い、ご連絡をするとします。


そうすると、会社の事業内容はもちろんですが、代表の方の経歴から、ブログまでチェックをして、社内、社外でどんな取り組みをされているのか、どんな本を読まれているのか、どんな趣味を持たれているのか、どんなことを大切にされているのか…すごく情報を調べます。


例えば、好きな作家さんがいるとしたら、自分でもその作家さんの本を読んでみる、そうすると、その方がどんな方なのか、本当に少しだけですが、知ることが出来ますよね。

以前にもブログに書いたような記憶がありますが、その事に対して「情熱的ですね」とお言葉をかけて頂ける時があるのですが、「仕事だからやっている」というわけではなく、純粋に興味があります。


話が少し飛びますが、私はMr.Childrenが好きです。昔から好きでしたが、「タガタメ」という曲を、筑紫哲也さんがメーンキャスターをつとめられていた「ニュース23」で生放送で演奏されているところを見て、その歌詞や時代を感じる感性にとても感動して自動車の中でも「タガタメ」をよく聴いています。


特に「左の人 右の人 ふとした場所できっと繋がってるから 片一方を裁けないよな」「子供らを被害者に 加害者にもせずにこの街で暮らすため まず何をすべきだろう?」という歌詞を聴いた時には衝撃的でした。


大学生の時に、少年司法の仕組みについ関心があり、すごく色々な本を調べていました。

少年法の全文が載っている本、被害者遺族の方が出されている本、加害者家族が出されている本、少年司法に携わっている弁護士の方が出されている本、それから家庭裁判所のことが書かれている本や犯罪心理学、社会心理学の本まで読んでいたことがありました。
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また、本だけではなく、実際に家庭裁判所の調査官の方に連絡を取り、(個人情報に関わることことなので個別の事案については詳しいことは教えて頂けませんが)色々なご意見をご教示頂いたりしました。
ブログでは書けませんが、本当に驚くようなことがあり、社会で起きているような課題・社会現象って、それぞれが縦軸でありながら、深い根っこの部分では横軸で繋がっているんだなということも感じました。


あ、家庭裁判所調査官って多くの方が聞き慣れないですよね。


調査官の仕事は色々あるのですが、少年事件において、少年が本当に事件を引き起こしたかどうか、少年自身や被害者に意見を聞きたり、育った家庭環境の調査を行います。この調査に基づき、家庭裁判所が犯罪少年の処遇について判断していくというプロセスになっています。少年司法は、審判の過程そのものが,少年の再非行防止に向けた教育的機能を果たすことになっています。


また話が脱線してしまいました・・・。専門的すぎますよね。


色々な情報を調べていくうちに感じたこと。

それは、事実はひとつでも、色々な立場の人がそれに関わっており、色々な物事の見方があります。それをテレビやテレビから発信される情報だけをもとに判断をしていってもいいのかなとすごく思ったんです。

だからこそ、現場を大切にしたいし、会いたいと思った人には労を惜しまず会いに行きたい。

仕事だから、というよりも根本はそこにあります。

すごく効率の悪い生き方だと思いますし、意見を求められてもすぐに自分の意見を言うことは出来ないですが。

IT関連の仕事をしており、お客様に「効率化」「コスト削減」の提案をしておりますが、自分の意見を持つことにはしっかりと時間をかけてもいいと思います。

インターネットで検索をして他の方の意見をあたかも自分の意見のように言うよりも、現場を大切にして少しずつでも自分の意見を持っていった方が厚みがあります。

私の周りにはすごく現場を大切にされて少しずつ積み上げられて、発言のひとつひとつにすごく重みのある方がたくさんいらっしゃいます。

私もそうなれるように一歩ずつ、しっかりと歩みを進めて行きたいと思います。