2014年11月20日　19:26

ソニー、5軸手ブレ補正を内蔵したフルサイズ一眼カメラ「α7 II」

ソニーは、35mmフルサイズセンサー対応のレンズ交換式デジタル一眼カメラ「α7」シリーズの新モデルとして「α7 II」を発表。ボディ単体を12月5日より発売する。

世界初となる、光学式5軸手ブレ補正機能をボディに内蔵した、35mmフルサイズセンサー対応のレンズ交換式デジタル一眼カメラ（11月20日時点、同社調べ）。ブレに合わせて35mmフルサイズセンサーを動かすことで、静止画撮影時には、シャッター速度最高4.5段分（Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA装着時）の補正を実現する。

オートフォーカスは、範囲に配置された117点位相差AFセンサーと25点のコントラストAFを画面の広範囲に配置した「ファストハイブリッドAF」を搭載。位相差AFセンサーの高い動体追従性を生かし、ピント合わせが難しい被写体でも広いAFカバー範囲で被写体を捉える。また、被写体位置を検出するアルゴリズムを進化させ、レンズの駆動を最適化。さまざまな使用シーンで従来機種「α7」よりも30％高速化したAFレスポンスを実現。追従性能も、動体予測アルゴリズムの最適化で、従来機種「α7」の約1.5倍となっている。

撮像素子は、35mmフルサイズのExmor CMOSイメージセンサー（有効約2430万画素）を搭載。画像処理エンジンには「BIONZ X」を備えており、常用感度でISO100～25600、拡張設定でISO50に対応。動画撮影では、AVCHDVer.2.0に準拠したフルHD（1920×1080）60p/60i/24pによる記録フォーマットに加え、高ビットレート50Mbpsでの高画質記録が可能なXAVC Sに対応した。

電子ビューファインダーには、有機ELビューファインダー「XGA OLED Tru-Finder（トゥルーファインダー）」を搭載。高コントラストとファインダー画素数236万ドットの高解像力で各種設定値の反映・拡大表示機能やピーキング機能による微細なピント合わせ、撮影画像の確認が可能だ。ボディには、高剛性マグネシウム合金を採用し、高い堅牢性と軽量化を両立。内部には、水滴やほこりが侵入しにくいシーリング処理を施すことで、防塵・防滴にも対応する。

操作性では、グリップとレリーズボタンを改良。グリップは、大型の望遠レンズを装着時でも、撮影時に安定してホールドできる形状や高さを追求。あわせて、より自然にレリーズボタンが押せるように搭載位置を前面に配置し、ボタンの大きさを拡大するなど、手ブレの軽減に配慮した設計を採用した。さらに、56種類の機能を割り当てられるカスタマイズボタンを10個搭載。液晶モニターはチルト可動式を採用し、屋外などの明るいシーンでも高い視認性を実現する「White Magic（ホワイトマジック）」液晶を搭載する。

このほか、最大5コマ/秒の高速連写を実現。Wi-FiやNFCを搭載。記録メディアは、SD/SDHC/SDXCメモリーカード（UHS-I対応）、メモリースティック PRO デュオ/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオに対応。液晶モニターには約122.8万ドットのチルト式3.0型液晶を搭載。本体サイズは126.9（幅）×95.7（高さ）×59.7（奥行）mm。重量は約599g（バッテリーとメモリースティックPROデュオを含む）。バッテリー寿命は、液晶モニター使用時が約350枚、ファインダー使用時が約270枚。

市場想定価格は190,000円前後（税抜）。

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