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「村上隆の五百羅漢図展展」と同時開催! 村上隆の「円相」展がスタート。

村上隆の大型個展「村上隆の五百羅漢図展展」(森美術館)の開催に合わせ、パリ、香港、NYに拠点を持つギャラリーペロタンが、東京のカイカイキキギャラリーにポップアップギャラリーをオープンし、村上隆による「円相」展を開催。新作の「円相」シリーズを展示中だ。
©2015 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. Courtesy Galerie Perrotin Photograph: Kozo Takayama

日本で14年ぶりとなる村上隆の大型個展「村上隆の五百羅漢図展展」(森美術館)の開催に合わせ、パリ、香港、NYに拠点を持つギャラリーペロタンが、東京のカイカイキキギャラリーにポップアップギャラリーをオープンし、村上隆による「円相」展を開催。村上隆の新作の「円相」シリーズを展示する。
禅の創始者である達磨大師。のちに後継者となる師の達磨に、僧侶の恵可が捧げた手を描いた慧可断臂図、そして、欲、憎しみ、惑いを克服する事で悟りに達し、前世のカルマの遺物を破壊する500の仏の弟子である羅漢を描いた全長100mの大作、五百羅漢図。近年、村上隆は禅宗の偉大な人物たちを描いてきた。「円相」シリーズは日本の書画における最も有名なモチーフで、禅における空虚、統合そして無限を象徴する円相(円形を意味する)を主題にしたものだ。

「円相」は、静かに継続する精神的活動から生まれる、村上隆にとって、また別の悟りを表現したものであり、全ての創作活動の前提ともいえる、心を無にして体の動くままに創作する瞬間でもある。村上はユニークなやり方で、彼の作品の象徴であるお花とドクロを重ねた上にスプレーを使って表現した。
なお、森美術館での「村上隆の五百羅漢図展」、そして、この「円相展」と並行して、2016年1月30日〜4月3日は、横浜美術館にて村上隆自身の個人コレクションを集めた展覧会「村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで―」が開催される。

村上隆「円相」
開催期間/~2015年11月21日(土)
会場/カイカイキキギャラリー 東京都港区元麻布2-3-30
開廊時間/11:00~19:00閉廊日/日・月

©2015 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved. Courtesy Galerie Perrotin Photograph: Kozo Takayama

Aya Hasegawa