都議会のリオ五輪視察「大規模すぎる」と批判 舛添氏追及してきたのに… 見直し検討へ

13日、東京都議会総務委員会集中審議で追求される舛添要一東京都知事=東京都庁(撮影・春名中)
13日、東京都議会総務委員会集中審議で追求される舛添要一東京都知事=東京都庁(撮影・春名中)

 21日付で東京都知事を辞職した舛添要一氏の高額な海外出張費を追及していた都議会が、リオデジャネイロ五輪・パラリンピックに28人の視察団を送る計画が「大規模すぎる」と批判を集めている。各会派は21日、見直しの検討に入る方針を明らかにした。

 議会局によると、視察は五輪とパラリンピックの開閉会式に合わせ、4回に分けて実施する。それぞれ7人が出席し、総勢28人が参加。1回当たり3泊7日で、大会運営や会場の設備、セキュリティー対策などを視察する計画という。

 当初、議会局は都議20人と随行職員6人を想定し、計6200万円の予算を確保した。ところが都議会側が4月、視察団を28人にすると決定。現地のホテル代の高騰や円高もあり「予算オーバーは避けられない状況」(議会局)という。

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