シグマは、4,600万画素のFoveon X3ダイレクトイメージセンサーを載せたコンパクトデジタルカメラ「SIGMA DP1 Merrill」を9月14日に発表する。価格はオープンで、店頭予想価格は99,800円前後。

SIGMA DP1 Merrill

SIGMA DP1 Merrill 背面

「SIGMA DP1 Merrill」は、新開発の4,600万画素(4,800×3,200×3層)Foveon X3 ダイレクトイメージセンサーを搭載したデジタルカメラ。センサーサイズは、デジタル一眼レフカメラで多く採用されているものと同等の23.5×15.7mmと、コンパクトデジカメとしては大型のものを採用する。なお、RGB全色を3層で取り込めるため、偽色を抑えるローパスフィルターを必要としない。

本製品は2月8日に開発発表がなされていたが、発売日が未定とされていた。なお、同じく2月に発表された「SIGMA DP2 Merrill」は7月12日に発売済み。

センサー能力を最大限に引き出すため、焦点距離19mm(35mm換算で有効画角28mm相当)のF2.8レンズを専用設計している。DP2との主な違いはレンズ部で、DP2では焦点距離が30mm(35mm換算で有効画角約45mm相当)となる。また、画像処理エンジンは専用の「TRUE(Three-layer Responsive Ultimate Engine)II」を2基備えた。画像を劣化させることなく高速で処理するという。

W121.5×H66.7×D64.3mm、重量は約340g。