IAEA、福島第1原発の汚染水問題を注視

IAEA、福島第1原発の汚染水問題を注視
8月9日、IAEAは福島第1原発の汚染水問題について、状況を注視しており、要請があれば支援する用意があると表明した。写真は同原発。2011年3月撮影(2013年 ロイター/Tokyo Electric Power (TEPCO)/Handout)
[ウィーン 9日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)は9日、東京電力<9501.T>福島第1原子力発電所から放射能汚染水が海に流出している問題について、状況を注視しており、要請があれば支援する用意があると表明した。
IAEAの広報責任者Serge Gas氏は声明で「日本の当局者は既存の流出および今後の流出への対策方針を説明している」と述べた。
その上で、IAEAは液体廃棄物の処理方法について日本の当局に既に勧告しており、IAEA調査団が4月にまとめた報告書で、東電に対し蓄積した水の処理方法を見直すよう求めた点に言及。汚染水流出を速やかに検出し、影響を最小限に抑える十分な措置を講じることが最も重要とした調査結果に触れ、「IAEAは引き続き、要請があれば支援を提供する用意ができている」と表明した。

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