「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

他者の死をどう捉えるのか。東京、NHK女性記者31歳突然死。茨城・結城市副市長、自転車競技中に死亡。

2013-07-29 13:19:50 | 福島第一原発と放射能

免疫療法に関係する団体が格安WBCのチラシを東京講演の会場外配布に注意。東大早野氏の博士中傷に警告。

 この記事で、既にお伝えしていることの繰り返しです。この当該記事の団体と、博士も、今回の主催団体も何の関係もありません。僕たちは、このことについて、会場外でビラを配布していることについて、危惧をしています。一部のネットメディア(実態はわかりません)が、こちらの講演取材に来ていて、この会場外のチラシ配布まで、記事化しているのも知りました。話になりません。今のマスコミの現状に問題がありますが、ネットメディアには、実はさらに期待は抱けません。

 というか、こちらは、主催者として、会場外での営利目的のチラシ配布に警告をしている話に対して、それを紹介するという感覚そのものが、理解不能です。僕は、この話になってから、ずっと思っていますが、ネットに関わっている人たちの人材は、現在はあきらかに過渡期で、本当にレベルの低い中身が混じっています。ネットだから、ツイッターだから、ネットメディアだから信じるという構造は止めて下さい。何を書いているのか、何をしているのかを確認して下さい。最低限の対応もしない人が多いです。

 ネットというメディアの中でわからないレベルの対応は他にもあります。僕が「死」について、書いていることについて、中傷する行為です。

 僕は突然死の情報が内容が確認されたものを伝えていたり、ニュースで報道されたりしていることを確認しています。これは、現況の被ばく環境の中で、突然死という状態が、どういうように立ち顕れてくるのかを確認しているだけです。

 昔から、人の死というのを、その個別、個別の死に深く関わらずに、伝えているのは、僕個人だけでなく、新聞やテレビメディアは行っている行為です。人の死を商売にしているのは、むしろ、マスコミの方の生業です。

 他者の死は、その一人一人の死に、その人と取り巻く人々の間で、いろんな物語や感情があることは当然知っています。しかし、人が死ぬことには、一人一人の死には背景にいろんなことがあるから、突然死をカウントするなとか、恐怖をあおるなとか言い出す人たちがいます。本当に頭が悪いからはっきり言いますが、人のどの死でも背景にいろんなことがあっても、それは一つの死という事象にしかすぎません。その死の実像を全て捉えることなどできません。だから、こちらは外形的に、その事象として、突然死という形を伴って、顕れていることを、指摘しているだけです。これがなぜ恐怖をあおるとか、人の死を悼まないとか、挙句にDVD販売で金儲けとか、下らない中傷に転嫁するのでしょうか。

 このロジックを進めていくと、もはや「他者の死」について、その死を悼む近親者や友人以外に、その死について、言及することを許さないという話になります。一切のメディアから、「死」が消えてなくなるなら、まだ理解できますが、まったくそんなことがない現況の中で、「突然死」という事象に僕が着目していることすら、中傷するのはまるでお門違いな話です。

 もっと言いますが、どんなに身近な「死」であっても、それはあなた本人の「死」でないかぎりは、所詮は「他人事」でしかありません。その死について、外見的に悼んでいるような言説を告げていても、その言説が本音かどうかさえもわかりません。その識別は困難です。つまり一見、死者を悼んでいるように思える言説でさえ、本当のところは、実はわかりません。しかし、その方がまわりは耳触りはよいです。ですから、耳触りの良い話を聞かせろと言う要求にしかすぎません。これは、僕には論外です。

 しかも、僕はこういう死があると言っているだけで、その死を矮小化もしていないし、誇大化もしていません。それが突然死だと言っているだけです。そうした言説に対しても、これだけ過剰に反応が出ている日本のネットの状態を本当におかしく思います。あまりにも、皮相に「死」を捉えている人が、実は多いことの裏返しと僕は思っています。情けないです。

そういう意味では、僕が既に伝えた、マスコミの若い女性記者の突然死も気になります。

 NHKの31歳、女性記者。東京。心不全で突然死。直前まで元気だったそうです。飲み会なども出ていた。少し不整脈は元々あったが、入院などはないレベル。記者として、普通に仕事をしていたそうです。

 また、ニュースでは、宇都宮市内でおこなわれたサイクリングの競技に参加している間に、茨城県結城市副市長が死亡した話を伝えています。死因はわかりませんが、突然死的な状態とみられます。49歳の男性です。

 こうしたことは、現実におきていて、そういった現実の死を確認することは、僕は、いろんな観点で、次の生存に繋がる可能性があると考えているために、伝えている迄です。なぜ、その程度で批判するのか、さっぱり理解できません。こんな程度で「恐怖をあおるな」という輩は、本当のリアルに向き合ったことがないだけです。リアルから逃げる人ほど、下らない中傷しかしません。愚かすぎます。

 また、その個別の死に向き合っていないと批判する輩もいます。向き合いません。そのすべての死に向き合い、そのすべての病に向き合っていたら、自分が絡め取られるだけです。なぜ、直接かかわりもない人々の死に、こちらがもっと関わることを強要されるのか、根幹から理解不能です。

 こうした偽善者というのは、社会の害悪だと僕は常に思っています。許しません。

==============================================

 

8/10(土)の松山でのイベントで、僕の無料講演があります。

参加費は無料と思います。名称「反貧困フェスタ 2013 inえひめ」

主催 『オープンハンドまつやま』
(愛媛大学学生のホームレス支援の会)

ここの分科会の講師として、僕が招かれています。2時間程度の講演になります。

特別分科会「放射能汚染を考える」
開催時間 平成25年8月10日 (土曜日)15時00分から17時30分
場所 愛媛大学 城北キャンパス 南加記念ホール
特別分科会の会費は無料

===========================================

バンダジェフスキー博士DVD予約⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/ 

  「バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太」のDVDに関して予約受付を開始いたします。ただし、来週に編集が始まりますから、編集が終わり次第に、内容を精査して、盤のプレス作業を発注して、発送体制が整うまでに、少なくとも三週間程度はかかると思います。8月下旬です。この段階で、振込などの方法に関しての確認メールを送付し、入金確認できた方から、送付する形になると思います。受付をして頂いてから、こちらのお知らせをお伝えするまでに、時間がかかることは御認識ください。

 DVDの価格は2000円予定。送料は未定ですが200円程度になると思われます(遠隔地や海外は別途)。

 編集は、東京講演の内容です。プロのテレビカメラマンが固定カメラで撮影しました(カメラは檀上のせり出し部分に設置した1カメのみ)。今回、専門家向けのセミナーは、撮影しておりません。また、臨場感をそのまま出す為、編集は最低限しか行いません。通訳部分もそのままに致します。字幕対応などは極力行いません。また講演会中に、プロジェクターで映し出した内容を、編集で、反映できない場合がありますので、その点はご了解ください。(新宿文化センターは舞台が深く、壁面に映し出した内容と、博士が、シンクロして撮影ができていないため、プロジェクターの内容は、編集で加えるしかありませんが、それがご期待に添えるまで、出来ない可能性が高いことはご了解ください。)

 博士の話の言葉と、通訳の文言は全て確認できる内容と思います。また、冒頭登場した山本太郎氏と博士の邂逅シーンは、DVDの内容として、お伝えできるように対応する予定であります(折衝中)。

 予約は【バンダジェフスキー博士  2013日本講演公式ホームページ】のトップページで受け付けることに致します。必要事項を全てご記入いただいて、送信して下さい。なお、こちらからのメールが受信できない場合がよくありますので、受信できるように、皆さんのアドレスの受信設定をお願いします(こちらからは、yahoo.co.jpのメールアドレスから送信予定、僕の個人アドレスではないアドレス)。申込いただいた方の個人情報は、当該DVDの販売配送に関して使う事は当然として、バンダジェフスキー博士及び木下黄太の関連情報提供にのみ使いますが、それ以外には利用いたしません。この発売は「バンダジェフスキー講演プロジェクト」で行います。

 バンダジェフスキー博士DVD予約⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/ 

 送料に関してお問い合わせがありますが、まだ未確定です。複数枚申し込んでいただいても、送料がお安くできるのかは、まだ分かりません。基本は一枚につき、送料は個別にかかると思います。相当数、同一場所に送るケースで初めて、送料を個別に設定できるのかどうかと思います。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。