六月に雨が

You should take your umbrella.

短歌の目 2月に参加して

 

 

 


2月投稿短歌の感想です11-20 - はてな題詠「短歌の目」

 

楽しい企画を主催してくださった卯野さん、丁寧な感想もいただきありがとうございました。

 

スターや引用スターをくださったり、読んでいただいたみなさまにもありがとうございます。ホッとして、一応短歌にはなってたんだ良かったぁ~って、すごい安堵と励みになりました。

 

そんなまったくの初心者が参加してみての感想です。

 

はじめに企画を知った時に楽しそうだなぁと思ったものの、今まで学校で習ったくらいしか経験も知識もなく、出来ないんじゃないかと思ってました。

まったく作り方も、どこからどう手をつければいいものか?もわからないしで途方にくれていたのですが

 

最初に発表されていたいまだなつきさんの

 


今月のお題 - はてな題詠「短歌の目」 - 日々我れ

 

短歌を拝見していてリズミカルに気持ち良く、チョコレイトのあの遊びをしている時のような感覚になんだか楽しくなって、ポンと弾みをつけてもらったように

とりあえず、とお題を写して、そこにポッと頭に浮かんだ言葉をメモするところから初めてみました。

 

それで10首詠めたら参加しよう、でも10首なんて初心者には多過ぎる…とはじめは思っていたのですが

 

なにしろまったく知らないものだから「1から作らなくては」と思い込んでいて、とにかく1を作ってしまおうと

最初はそれでなんだか字までカクカクと見えてしまうくらいカチカチになっていましたが、それでもどうにか一つ出来たことで少しは安心したような。

 

 

その後もそれぞれお題から浮かんだ言葉からの連想や、言葉に重なるようなことを海馬の海からサルベージしたり、つられるようにまた言葉が浮かびあがってきたり…

よくわからないなりになんとなくおかしいなぁ、しっくり来ない時は、五だったのを七にしてみたり、頭とお尻を入れ替えたり…しているうちに

最初は本当にガチガチに考え込んでいた頭が、少しずつとはいえだんだんほぐれてくるような気がして

それで幾つか三十一文字になって、途中で止まってしまった時に、ぐっと頭を追い詰めたら急に出てきたのがこの

 

7.外

この星の 外に出たならその外の また外は何 問う子眠らず

 

なかなか出なかったのに急に出て、それがなんだかとても自分だなぁと思うちょっとした子供との場景だったので、自分でもあら、と思いました。

なんだか素直というのが、なかなか自分の気持ちがうまいこと出ないところのある私にはちょっと嬉しかった。

 

 

 

3.雪

いちにさん やまぬ吹雪を数えあき  月数えてる  色変わるまで

 

雪については日頃よく見て話もよくしてるので、逆になかなか…でどうもこれというのが出てこずに、まとまりもついていない気がして

雪で白黒な世界の中で「またこんなに降って」と雪を数えているよりも、一月二月三月…と月を数えて花が咲き色付いていく月になるのを待つよ…

というようなことを歌いたかったのですが

もうちょっと練って粘って格闘しておけばよかったな~と、後から一番悔いの残ったのがこれでした。

焦ることはない(締め切りはありますが)

なのについ10首できた!とりあえず早よ出さなきゃ!って勝手に焦ってしまったので

次回からはもうちょっと落ち着いて見直す考えなおす余裕が、あるといいなぁと思っています。(希望です…)

 

 

 

短歌というものをはじめて詠んでみて、普段口にはもちろん文章でもなかなか言えないちょっとした気持ちのようなものが、あんまり考えずに流れで詠んでいったような中に案外するっと正直に出ていたような…というのが、ちょっとですけど感じられた気がしています。

そんなこんなでどうにかこうにか10首詠みました、というのが初心者の心境ですが

 

10首というと最初はとても多いように感じたけれど、逆に10のお題があることでどれかに一つくらいは何かが浮かびやすい、

そうやって一つ出るととっかかりも出来、それで一つ詠めればまた次…と10首という数が最初に感じたような重荷にはならず

そんな肩に力入れてかまえなくても、10首のお題があることで逆に入っていきやすいような気が初心者ながらいたしました。

 

 

 

ところで私が最初に「題詠短歌」というのを書いてらっしゃるのを読んで知って、いいなぁって(いつも上手く感想を言えてなくてすみませんが)短歌に胸をつかまれたように思ったのは鵜野さんのブログで

それから、短歌のことや短歌関連の本の話なども、以前から名前くらいは知っていたけれど興味を持って読んでみようと思ったのは、いまだなつきさんのブログを読んでいてでした。

だから私にとっては短歌に興味を持つようになったきっかけでもあったお二人に導かれるように、短歌という世界に足先だけちょこっと踏み入れさせてもらったと思うので、お二人にありがとうございましたと言わせてもらいたいです。

 

 

 

ということで本当にまったくの初心者が参加して思ったのは

短歌楽しい、短歌コワくない。

だからどんどんみんな飛び込んでいってください。

人様のを拝見するのも、みなさん自分の言葉だったり感覚だったりすごいなぁって

いつもブログで読んでいた方でも、とてもその人らしさを感じたかと思えば、意外な鋭さや切れを感じたり…と本当にとてもとても楽しかったです。

そして鵜野さんの感想も、いただいたのもとても嬉しいけれど、他の方のでもノリノリの感想がおもしろくて楽しく、同じように感じていたことには、そうそうそう、と前のめりに読んでしまいました。

あ、Tipsや参考になることはちゃんとふむふむと読んでいますので。

そんな風に感じた題詠短歌 2月に参加しての感想でした。

また今後も楽しみにしています。