この記事は会員限定記事です
イノベーションNEXT ちっぽけなミドリムシが地球を救う
(出雲充)
[会員限定記事]
体長わずか0.05ミリメートルの「ミドリムシ(学名ユーグレナ)」。光合成によって自ら栄養素を生み出す植物と、自在に泳ぎ回る動物の、両方の性質を兼ね備えた藻の一種だ。ユーグレナ(東京・文京)の出雲充社長は、この小さな生き物が世界の食料危機やエネルギー問題を解決すると信じて2005年に会社を立ち上げた。2014年、出雲氏らが育てたミドリムシは大増殖し、様々な商品として世界に広がろうとしている。