京大、一般教養の半分英語で 外国人教員100人増
京都大は12日までに、2013年度から5年間で、外国人教員を約100人増やし、主に1~2年生が学ぶ一般教養の授業の半分以上を英語で実施する方針を決めた。
文部科学省によると、一般教養科目の半分を英語で実施するのは、国立の総合大学では「あまり聞いたことがない」としている。
京大が打ち出す教養教育改革の中核。英語を母語とする欧米の外国人教員を海外の大学から招き、国際的に活躍する人材の育成を目指す。
京大によると、現在は一般教養の約1100こまのうち、5%に当たる約60こまが英語で実施されている。
京大は1993年、教養教育を担当する「教養部」を廃止。学生の基礎教養の低下が問題となり、検討会を設け、教養教育改革を議論してきた。4月から教養教育を担う新たな組織「国際高等教育院」を設置し、具体的な英語での講義内容を検討する。〔共同〕