木の花ファミリーには、『いさどん』という
スピリチュアルリーダーがいる。

いまのこの暮らしの元は、いさどんがお釈迦さまから
貰ったビジョンから始まっている。

自分のしたいことよりも
“世の為、人の為”という精神で
地に足を付けた生活をして何よりも
心を大事にして生きることを大切にしている
目的共同体が木の花ファミリーなのです。

その暮らしの指針は、
“神”とか“グレートスピリット”や
“真理”“宇宙のしくみ”などと呼ばれているものであり、
人類がいずれは行きつく境地を目指して体現しようとしている。

木の花ファミリーのいさどんは、
大本教の出口王仁三郎や
イタリアのダマヌールのファルコや、
スコットランドのフィンドホーンのアイリーン、
インドのオーロビルのマザーのような人物である。

もっと言えば、イエスや仏陀は
彼のようだったのであろうと
わたしは想像する。

いさどんは偉大な存在でありながら、
ユーモアもありとても人間くさい感情豊かな人である。

恐らく、今『聖人』とされている人物の中にも
そういった型破りの人が多かったのではないだろうか。

実際、キリストや天理教の中山みきも弾圧されても
屈しなかった。

現代の日本では弾圧されるということはないにしても、
いさどんは、その特異で枠にはまらない人柄から誤解されたり
攻撃の対象となることもある。

最近でいうと、例えば我が強くて
このコミュニティから出て行った人から、
その人の目線で攻撃されたり、
それが元になって週刊誌に記事が
書かれたりしたということがあった。

会ったこともない、コミュニティを見たこともない人まで
勝手にブログを立ち上げて、勝手な想像で言いたい放題に
ここの生活について書いていたりしている。

実際にこのコミュニティで
暮らしているわたしとしては、
そんな事を事実確認もなく
いい加減な情報を流す人々の事を
滑稽な、暇な人もいるものだと思って
見ている。


特にプライドの高い男性ほど、
自分の癖や性格の歪みを指摘されたことを根に持ち、
ドロドロとした嫉妬やいじめのような世界を
展開していることが多い。


そんな人々は大抵、直接話すということを
しようとしない。

遠くから、陰でこそこそ偽名を使って
攻撃してきたりする。

最初は正直、嫌だなと思っていたけれど人間という生き物の
ある特質の理解には繋がるなと思っている。

かく云う自分も我の非常に強い人間なので、
いさどんという人物の第一印象は実は悪かった。

最初のころはわたしは自分を善人だと思っていたし
自分は正しいことをしている、と思っていた。

それでも木の花ファミリーの中で
一緒に生活するうちに、
ここの暮らしが何を大事としているか

みんなが如何に個人ではなく他者とのつながりを
大事にしているのかが解り、
いさどんという人が如何に愛深き人物かを
最近、漸く気づき始めている。

昔は、人の考えがまったくと言っていいくらい
受け入れられなかったなと思う。

それぐらい、人間は『我(われ)』というものの
呪縛から中々離れられない。

わが身かわいさに、大きな愛や真実を見失い、
迷うのである。

ともすると、迷っていることすら
気が付かないこともある。

いま、いさどんはインドに出張中で改めて彼の存在の大きさは
感じているものの、やはりいつまでも頼っていないで、
ひとりひとりが自分の役割を自覚してまずは自ずから
大事とされることを表現することだと思っている。

わたしたちは優れた者ではないけれど
優れた者でないからこそ、繋がれるのだし
他者を想うことができる。

ある人が木の花ファミリーはガラクタの集まりだと、
評した。

確かにそうだなと思う。

ひとりひとり癖があり、まとまるのにも
一苦労する。

それでもわたしたちは、
ひとつ、調和の世界、繋がり、心の一体を
目指している。

その事を大事としている人々は、
自ずとここに集まってくる。

もし、優れた人物だけでこの暮らしをしていたら、
悪口言われることもなかったろうと思う。

しかし、今の社会に必要なのは、
フツーの未熟な人間がまずはその事を自覚し
自ら変化していくことなのである。

いさどんは、なかなか出会えない稀に見る偉大な人物である。
それはわたしが、年月をかけて彼の人に接する様子を観察してきて
見えてきたこと。

その事を上手く伝えきれないことが
もどかしいなと思う。

でもこの“群れ”の暮らしが調和という理想に近づけば
近づくほど、いさどんが何を大事として
このコミュニティを創ったかが
明確になることだろう。

わたしたちは『いさどん』という人を
崇めたりはしないが、彼を尊敬し、
血縁を超えた家族としてとても愛している。

いま、一部の人々が木の花ファミリーが一体
どこへ向かうのかを注目してくれているが、
わたしたち自身もそれを楽しみにしているのである。

わたしたちはただ、畑を耕し、こころを磨き、
みんなで調和を表現するということを
淡々とやっていく。

その姿から、それを見た人が感じてくれたらいい、
と思う。


こういう事もひとつひとつ、
いさどんが身を持って示してくれたことである。




市販のマスクは耳が痛くなるのでメンバーのまりちゃんの作った
かわいいガーゼのマスクを愛用しているいさどん。
先日メンバーみんなに見送られてインドへ旅立ちました。
そして、この画像は横になっちゃうんだけど、
どうしたら縦になるんだろう??(苦笑)