パナソニックは8月23日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのレンズ交換式モデル「DMC-G5」を発表した。

パッケージはボディ単体のもの(「DMC-G5」)と、電動標準ズームレンズ「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH/POWER O.I.S.」が付属する「DMC-G5X」、標準レンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」と望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」の2本が付属する「DMC-G5W」が用意される。

3種類ともに発売は9月13日で、価格はオープン。推定市場価格はDMC-G5が80,000円前後、DMC-G5Xが105,000円前後、DMC-G5Wが110,000円前後となっている。

本体カラーはエスプリブラック、シェルホワイト、ソリッドシルバーの3色が用意される。写真は電動ズームレンズ「LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH/POWER O.I.S.」を装着したところ

電子ビューファインダー(EVF)を搭載するミラーレス一眼「G」シリーズの新モデル。アイセンサーを搭載し、目を近づけると自動でEVF撮影に切り替わる。EVFは視野率が約100%、表示画素数が約144万ドットと視認性が良く、被写体をクッキリと捉えられる。

本モデルでは従来のアイセンサーに加えて、新たに「アイセンサーAF」と「タッチパッドAF」を搭載。アイセンサーAFは、EVFに目を近づけると、シャッターボタンを半押ししないでもAFが作動するというもの。ファインダーを覗いた瞬間にピントが合うので、撮りたい瞬間を逃しにくい。

ファインダーを覗きながらタッチ操作が行える「タッチパッドAF」

一方のタッチパッドAFは、ファインダーを覗いている最中でも、背面モニターを利用したタッチパネル操作が行えるというもの。ファインダーを覗きながらも、タッチ操作で直感的にピント位置を微調整することが可能だ。

画像処理エンジンの「ヴィーナスエンジン」も新開発のものを採用。限界解像度を向上させ、髪の毛や肌の質感などをより高精細に再現できるようになった。また、併せて高速ADコンバーターが一体化された低ノイズセンサーも新たに搭載。暗いシーンや夜景などのノイズが発生しやすいシーンでも、従来モデル「DMC-G3」よりキレイに撮れるようになっている。

このヴィーナスエンジンの進化と、1,605万画素CMOSセンサーの採用により、感度は最高ISO12800に対応。暗いシーンでも、ブレを抑えた撮影が可能だ。

デザインも一新され、アルミ素材のフロントケースや、金属調仕上げのカーソルボタンが採用され、高品位さを醸し出している。また、グリップには滑りにくいエラストマー素材が採用され、ホールド感がアップしている。

主な仕様は、撮像素子が有効1,605万画素の4/3型Live MOSセンサーで、対応感度がISO160~ISO12800、シャッター速度が1/4,000~60秒(静止画)。マウントはマイクロフォーサーズマウントで、背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式(タッチパネル)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(UHS-Iカード対応)、動画撮影時の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60p。

バッテリーはリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影枚数は約320枚となっている(G5X付属レンズ装着時)。

本体サイズはW119.9×D70.8×H83.2mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約346g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約396gだ。

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