よくあるご質問
エアコンの電気代の目安は消費電力をもとに計算できます。消費電力とは、電化製品を動かすときに必要な電力です。W(ワット)、またはkW(キロワット)で表されます。消費電力はカタログ、または取扱説明書の仕様ページで確認できます。
1時間あたりの電気代は、次の式で計算できます。
<消費電力の掲載例>
上記の場合
冷房の消費電力が②最小110W~③最大1250Wです。1000W=1kWなので、
1時間あたりの電気代(最小)
110W÷1000=0.11kW
0.11kW×31円/kWh=3.41円
1時間あたりの電気代(最大)
1250W÷1000=1.25kW
1.25kW×31円/kWh=38.75円
と計算できます。冷房運転時1時間あたりの電気代は「最小3円~最大38円」となります。
品番別の電気代
冷房・暖房の、1時間あたりの電気代の目安を品番別に確認できます。
>1時間あたりの電気代の目安(品番別)
最小消費電力と最大消費電力があるのは
エアコンは、室内外の温度と設定温度の差で消費電力が変動します。差が大きいと強力な冷暖房運転をおこない、室温が安定して設定温度との差が小さくなると、緩やかな運転に切り替わります。温度差による変動幅が「②最小消費電力」~「③最大消費電力」です。
「①定格運転時の消費電力」は、JISC9612で定められた基準状態での消費電力を示しています。
つけっぱなしのほうが電気代が安くなることも
エアコンを停止させると、室内の温度と設定温度の差が大きくなっていくので、再開したときに再び強力な運転をおこないます。短時間の外出なら、穏やかな運転を続けるほうが電気代が安くなることもあります。
リモコンの「お知らせ」ボタンで電気代を確認
機種によってはリモコンの「お知らせ」ボタンを押して、電気代の目安を確認できます。詳しくは、取扱説明書をご確認ください。
▲CS-X409Cの場合
エオリアアプリで電気代を確認
機種によっては、スマートフォン向けアプリ「エオリアアプリ」で電気代の目安を確認できます。
>エオリアアプリについて
<エコ情報>
前年と今年のエアコンの電気代比較グラフや、前月・今月などの電気代の目安を確認できます。
>エオリアアプリ エコ情報
<つけっぱなし判定>
「運転したまま」にした時と、運転停止して「帰宅後に運転再開」した時の『電気代』と『帰宅時の室温』が予測できます。
>エオリアアプリつけっぱなし判定
※エオリアアプリの対応機種は、対応品番検索でご確認ください。また機種によって利用できる機能が異なります。
※機種によって別売品が必要な場合があります。
エアコンの待機時の消費電力は、取扱説明書の仕様ページで確認できます。
リモコンで「停止」のとき
19Xシリーズの場合
リモコンで「停止」のときの消費電力は約0.8Wです。1000W=1kWなので、
1時間あたりの電気代
0.8W÷1000=0.0008kW
0.0008kW×31円/kWh=0.0248円
と計算し、待機時の1時間あたりの電気代は「0.0248円」となります。
1日あたりの電気代は「0.5952円」、1ヵ月(30日の場合)あたりの電気代は「17.9円」となります。
リモコンで「停止」で本体の無線LANランプ点灯中のとき
19Xシリーズの場合
無線LANランプ点灯中、「停止」のときの消費電力は約2Wです。1000W=1kWなので、
1時間あたりの電気代
2W÷1000=0.002kW
0.002kW×31円/kWh=0.062円
と計算し、待機時の1時間の電気代は「0.062円」となります。
1日あたりの電気代は「1.488円」、1ヵ月(30日の場合)あたりの電気代は「44.6円」となります。
シーズンオフは、電源プラグを抜いても抜かなくてもいい
待機中の電気代が気になる場合は、電源プラグを抜いたほうが多少の節電になります。ただ、コンセントが手の届きにくい場所にある場合は、無理して電源プラグを抜かずにそのままにしておいても電気代に大きな違いはありません。
1年間の電気代は、期間消費電力量をもとに、次の式で計算できます。
<期間消費電力量の掲載例>
上記の場合
期間消費電力量が1,182kWです。
1年間の電気代
1,182kWh×31円/kWh=36,642円
と計算し、1年間の電気代は「36,642円」となります。
期間消費電力量とは
期間消費電力量はエアコンが1年間に消費する電気の量の目安です。この数値は、以下条件のもとに運転した時の試算値です。実際には地域、気象条件、ご使用条件等により電力量が変わることがあります。
算出基準
消費電力が同じなら、冷房と除湿の電気代は同じです。
一般的には設定温度が高いほうが消費電力が少なく、電気代が安くなります。
再熱除湿搭載機種は、冷房より除湿のほうが電気代が高い
2014年度モデルまでの3種類の除湿切換がある機種は、再熱除湿です(冷房除湿を除く)。室温が下がらないように、除湿運転で冷えた空気を暖めてから室内へ戻すため、消費電力が多く、冷房より電気代が約1.2倍高くなります。
>再熱除湿搭載機種一覧(PDF)
エアコンは運転を開始してから設定温度に到達するまでがもっとも稼働し、電力を消費します。そのため外気温と設定温度の差が大きいほど強力に冷やしたり暖めたりするので、消費電力が多くなり、電気代が高くなります。
一般的には冬のほうが温度差が大きい日が多いことから、暖房運転のほうが電気代が高くなる傾向があります。
温度差が同じ場合でも、冷やすよりも暖めるほうが電力を消費するため、暖房運転のほうが消費電力が多くなり、電気代が高くなります。
▲外気温と設定温度の差の一例
エアコンによっては、100V(ボルト)タイプと200Vタイプがあります。消費電力が同じなら、電気代は同じです。
同じ畳数用のエアコンで100Vと200Vの機種がある場合、一般的には200Vタイプのほうが強力に冷暖房でき、より早く設定温度に到達するため、電気代が安くなることがあります。
200V機種のメリット
機種によっては単相100V機種と単相200V機種で、能力が異なる場合があります。この場合、消費電力が低い機種を使用する方が電気代が安くなることがあります。
※消費電力は使用方法や環境により異なるため、どちらが安くなるかは特定できません。
例)17Xシリーズ 単相100Vと単相200V機種の場合
・期間消費電力量が、210kWh少ない
・暖房最大能力が、4.4kW高い
・低温暖房能力が、3.4kW高い
100Vと200Vではコンセント形状が異なる
100V用のコンセントしかない場合やブレーカー容量が足りない場合は設置ができませんので、200V対応の室内配線工事が必要となります。